あらすじ
『孤独のグルメ』『食の軍師』などの原作者としてカルト的な人気を集める著者。彼の食べ歩きは、星もガイドブックも頼らぬ直観勝負の「ジャケ買い」、いや「ジャケ食い」だった! 全国の「いい面構えの店」を求め、今夜もがらりと扉を開ける。
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Posted by ブクログ
表紙の絵がハナコの岡部みたくてインパクトある。フォローさせて頂いている方の本棚で見かけて、そのインパクトにレビューも見て読みたくなって購入。
孤独のグルメでおなじみの久住さんが、レコードをジャケットだけに頼ってジャケ買いするように、食事処を外見と勘だけに頼って選ぶさまを執筆したグルメ本。久住さんがびくびくしながらお店に入ってちんまりと席に座って呑み食べする様子が思い描けて和みながらゆっくりと読んでいる。これは、難しすぎず、パタッと途中でやめられるし、美味しそうな描写もあって、お酒をちびちび呑みながら読むのに最適な本だ。
見開き2ページ半くらいにドキドキワクワクしながら飛び込んだお店の様子が描かれている。店主さんが多種多様で、お店の常連さんもその土地土地の色があって、その情景を思い描きながら読むとなんだか心地よい。考えずに読める本を探すのも難しいんだけど、これは良い本見つけた。あと半分くらい、お酒を飲みながら楽しみに読もう。ちょっとニヤニヤもしてしまうので家呑みしながらがベストかも。
Posted by ブクログ
「面食い」と書いて「ジャケ食い」と読む
「孤独のグルメ」の久住昌之さんの食エッセイ。
この本好きだ~!!
ジャケ食いとは…
お店の情報なく、その店構えだけで選んで飛び込む。
そして滋味深いメニューを味わい尽くすというもの。
(って勝手に解釈しちゃったけど…)
有名無名に関わらずのお店に飛び込んじゃうので
時には負けることも…(って負けるってなんだ~って思った方は読んでみて)
私も一人でぶらっとするときはついつい
うら寂れたような(失礼!)お店を選んでしまう…。
友人には嫌がられるので…。
いいな~
私も久住さんと面食いしたい…。
Posted by ブクログ
「孤独のグルメ」の筆者。初見の店をカンだけを頼りに一か八か入店する。近年の一人飲み、センベロの普及への筆者の貢献は大きいと思う。
旅先であったり所用の帰路、ふと気になった店構えや店名に引かれて冒険してみるジャケ食い。見事なネーミング。
店の紹介を目的としたわけでもなく、ただひたすらの食べ歩き。
一人飲みしかも初訪問の店というのはどうしても抵抗があるだろう。本書は勇気を出した先に楽しい世界が待っていることを教えてくれる。
街歩き、昼飲みがしてみたい。
Posted by ブクログ
どういう感じの店を筆者が好むのかということが、おおよそわかってきた。
基本的に、定食屋、ラーメン店、居酒屋がメインで、「少し古そうなお店」であること、そして地元民に愛されているお店が好みなのだ。チェーン店や、とかくお高くとまって店主が能書きを垂れそうな店は敬遠されている。それがいい。
Posted by ブクログ
「孤独のグルメ」の原作者で知られる久住昌之氏
の最新著作です。
レコードやCDのジャケットのデザインだけで購入
を決める「ジャケ買い」をご存知と思います。
それを食堂で実践するのがこの「面食い」です。
全く予備知識も持たず、店のたたずまいの雰囲気
だけで入るかどうかを決めます。
人生の達人というのにふさわしい久住氏の真骨頂
がここにある一冊です。