あらすじ
孤児院育ちの少女ジェルーシャは,奨学金を出してくれた「あしながおじさん」へ,楽しい大学生活を綴ってせっせと送ります.返事をくれない「あしながおじさん」って誰なのでしょう? 永遠の名作を新訳で.
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Posted by ブクログ
主人公がおじさんから寄付を受けて過ごした大学4年間の間におじさんへ送った手紙をまとめた本
いままであらすじすらも読んだことなくて、タイトルと金持ちのおじさんが寄付をしてるくらいの知識で読んだけど、最後びっくりした
ジュディ(本名覚えれない)が書く手紙がすごい生き生きしてて、手紙以外の情報ないのに充実した大学生活がありありと描かれていて読んでて楽しかった
孤児院にいて世の中を知らないブランクを埋めるためにたくさん読んでる本のタイトルが『若草物語』とか『宝島』とか有名どころもあって、当時から有名な作品だったんだなと思った。と同時に、読まねばならないなと思った
それで、え??おじさんは孤児院の玄関で手を振った依頼手紙のやりとりしかしてない人だと思ってたのに最後めちゃくちゃびっくりした
え伏線あった?読み飛ばした?
Posted by ブクログ
幸せを踏み締めて歩いていく…。確かにわたしは結果を求めすぎていた。世界が灰色に見えているのは自分自身の目のせいだわと気付かされた作品。ていうか、オチが胸キュンすぎるだろ!うらやましいわ!(笑)
Posted by ブクログ
人生で読み残した本は無いか・・・と、最近小学生高学年ぐらいの名作を読もうと探していました。そこで「あしながおじさん」に目が止まりました。
私は、母子家庭でそだったので、「そういえば、あしなが育英会には意識して募金してこなかったなぁ。」と手にとってみました。
ストーリーは、ジョン・グリア孤児院で一番年上のジェルーシャ・アボットが、ある評議員の助けで大学に進学させてもらえるようになる。というお話です。
アボットは、その評議員(あしながおじさん)に定期的なお手紙を書くのですが、その形式で話が進んでいきます。
そんな中、おなじ寮に住む友達のおじさん(ジャーヴィス・ペンドルトン)さんが、良くしてくれるようになります。
あぁ、このおじさんが、あしながおじさんなんだと読者は気がつくのですが、それは一番最後のハッピーエンドに回されて、4年間の充実した生活が手紙形式で語られていきます。
卒業の時期に、このおじさんがプロポーズをするのですが、アボットは断ってしまいます。そのことを悩んで評議員さんに手紙で相談して、やっと会ってもらうことになります。この方がジャーヴィスさんだったという話で、二人は結婚する。ということで完結します。
これ、今だと、ちょっと犯罪っぽくないですか?自分があしながおじさんだと知らずに結婚して、後で知るなら良いのですが、ジャーヴィスおじさんとあしながおじさんが一緒だったから、結婚にいきつくというのは、ちょっとどうなんだろう・・・。(笑)
書かれた時代を考えると、本当に先進的な意見が散りばめられていて素晴らしい一冊なのですが、これを募金とつなげると・・・。(^o^;
作者の「たとえ生い立ちが不幸であろうとも、子供達は大人になってから成功するチャンスを与えられるべきであるし、当然その可能性はある」という信念は120%同意できるんですが、お金を出す立場として、そこはちょっと引っかかりました。
でも、いい本でしたよ。