【感想・ネタバレ】トムは真夜中の庭でのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

傑作と名高いだけあり、構成の緻密さに驚いた。

途中それぞれがお互いを幽霊ではないか?と問い詰め合うシーンではドギマギした。
さらに、トムがいろいろ調べて、何とか過去のいつなのか?特定しようと調べる行為も驚いた。だからこそ、読んでいて最後の結末があぁそうだったのか!と納得があり、感動が深い。

印象的だったのは、退屈で仕方が無いトムが庭園の美しさに魅了されていくこと。イギリスの手入れの行き届いた庭園の美しさには驚かされるが、四季の移ろいと、その楽しみが生き生きと伝わってきて、実家に早く帰るよりもここへ留まりたい!というトムの発言に現実味がある。

最期の大旅行。一人ではできないけれど、トムがいたらやれるというのも、そして入れ替わるように息子が登場するのも、実に自然。弟のピーターが、女の子じゃなくて、大人の女性だよというシーンも印象的。

1
2020年10月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

トムは弟の病気のために、親戚の古いアパートで過ごすことに。そのアパートには真夜中に現れる不思議な庭がありました。そこで出会った女の子ハティとの楽しい時間。彼女は何者なのか?庭は本当にあるのか?なぜ現れるのか?謎を解こうとするトムと、少しずつ時が流れる庭で大人になっていくハティ。
とうとうトムが家に戻ることになった時、謎が明らかになります。トムとハティの友情はいつまでも大切に育まれると思え、心温まる満足いく結末でした。

1
2020年03月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

すごく良かった…。
時を超えた友情に胸をずっとふんわりあたためられるような。
私も秘密の庭園でトムとハティと一緒に遊んでいたような。木に登ったり、2人の話をにこにこ聞いていたような。
心の中は誰にも変えられない、とまた思った。

0
2024年05月10日

Posted by ブクログ

物語は時間を支配している。現実と過去と、かるがる思い出さえも飛びこえてしまう軽やかさに、もうただただ最後は泣くことしかできない…やさしい…SF

0
2024年02月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ビクトリア女王末期に生まれたハティと20世紀のトムが真夜中の庭園で出会う不思議。お互いを幽霊と思いながら少年のトムと少女のハティは毎日庭で遊び木登りをし弓矢を作ったり機の上に秘密の小屋を造ったりする。
だが、トムの時間とハティの時の流れは同じでなくいつのまにかハティは大人の女性になっていく。自分の時間とハティの永遠を交換することでハティとの世界を留めようとするトム。過去と現在が混ざり合いそして最後に一つに繋がる再会のシーン、夢や幻想が溶け合って存在する不思議。風景描写と共にとても美しい物語でした。

0
2023年07月30日

Posted by ブクログ

岩波”少年”文庫だけど、やはり岩波少年文庫。
大人が読んでもしっかり楽しめる。
緻密に編まれたストーリー。
時空を超えて育つ友情。
ラストシーンはずっと胸に残る。

0
2023年07月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

小川洋子さんの本で紹介されてて。

少年少女に自分の居場所があるということ
庭の植物たちが、生き生きと描かれてる
こんな庭、冒険の時間があるということ、人生を豊かにしてくれる
本を読んでの体験でも

緻密な構成
ファンタジーだけど、納得感あり

思いが重なって庭で出会えていたということ。
時間の概念
外へ飛び出していくこと、、
夢中になって遊ぶこと、、
ひたむきさ

0
2023年07月27日

Posted by ブクログ

トムが真夜中の裏庭に出てみると、そこは真昼の美しい園庭だった。庭で出会ったハティは、日によって、幼い少女だったり、大人の女の人だったりした。

(『キラキラ子どもブックトーク』玉川大学出版部より紹介)

「弟のはしかが治るまで、おじさんの家に預けられることになったトム少年。友達もいなくて退屈な生活。けれどある晩ん、ホールの古時計が13時を知らせると、トムは真夜中の庭へと誘いだされます。そこにいたのは・・?時をこえて読まれる傑作。」

・トムは真夜中の庭で殺人現場を目撃した・・!かと思っていた、全然違った 笑 でも表紙の絵はサスペンスって感じがしない?
・読んでいるうちにトムがとても好きになる。だからトムが悲しいと読んでいて一緒に悲しくて、最後では一緒に嬉しい気持ちでいっぱいになった。読んでよかった。

0
2023年03月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前半はなかなか物語に入り込めなかったが、諦めずに最後まで読んで良かった!
時を越えて同じ時を過ごす2人に秘密の抜け道や油断大敵など共通認識が生まれていく過程がたまらない。

最後まで読んでから、また初めに戻りたくなる。

トムの冒険のようでいて、ハティの人生を辿る物語なのがたまらない。

0
2023年02月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これは確かに名作ですね。児童文学ながらページをめくる手が止まりませんでした。

近所に住む気難しいお婆さんが昔は木登りする少女だったなんて、子供には想像もつかないことだと思います。頭では理解できても、感覚としては分からないでしょう。これは子供にかぎらずかもしれません。見知らぬお婆さんは生まれた時からお婆さんだし、さっきすれ違ったおじさんは一生おじさんのまんまの存在として、なんとなく受け流しつつ生きてませんでしょうか。でもそれが今を生きてる感覚なんだと思います。

トムは真夜中の庭でハティと友情を育みます。2人の生きている時代は違っても、2人の過ごした時間は同じです。同じ時間を子供として共に過ごしたからこそ2人は友達になれました。同じ時間を大人と子供として過ごしたら別な関係性になったでしょう。これがこの物語の魔法です。

世の中には色々な世代が同時に生きてます。赤ちゃんだったり中年だったりします。言い換えればみんな子供からはじまって老人で終わる道の上にいます。そしてそれぞれの時代にはそれぞれの世界が広がってます。トムがびっくりして魅了された庭のように。でもまったく違う人間ではないのだということをこの物語を通じて子供たちだけでなく大人たちも考えてくれたらいいなと思いました。

ちなみに物語の構成としては『思い出のマーニー』と似てますがテーマは全然ちがいました。

0
2022年10月10日

Posted by ブクログ

星5個じゃ足りないくらい。
読み終えるのが勿体ない、でも先を知りたい、そして読み終えてみると、また反芻したり、読み返したくなるような、本当にステキな本に出会えました。

弟がはしかにかかり、隔離するために、子どものいないおじとおばの家に預けられることになったトム。
退屈な日々を送ると思っていたところ、夜中の0時にホールの古時計が12回ではなく13回鐘を鳴らしたことを不思議に思い、階下へ、そしてもう既にないはずの裏庭への戸をくぐると、そこには広い庭が広がっていたのです。
時代をまたがる不思議な世界でハティーという少女と出会い、遊び、夜だけ楽しい時間を過ごすのですが、ハティーは会うたびに小さくなていたり大きくなったり。そのうち、弟が回復し、家に帰る時期が迫ってきます。
ラストが切ないところから一気に感動へと振り幅が大きいのです。
心が震えるくらいステキな本でした。

0
2022年06月09日

Posted by ブクログ

・川をスケートで下っていく話は素晴らしかった。読んでいてこれほどいい気持ちになったのはめったに無い。ビクトリア朝時代のイギリスはこんなことができるくらい寒かったんですね。
・時間と記憶。

0
2022年05月18日

Posted by ブクログ

忘れた頃に、何度でも読みたくなる一冊。

心の中にそっとしまっておきたいような、そんな素敵な思い出をくれました。

0
2022年01月23日

Posted by ブクログ

男の子が主人公の本です。
なんとも甘酸っぱい思いでいっぱいになるお話でした。
時間は、どうやって作られるのかと思うくらい、不思議なお話でした。

0
2021年01月11日

Posted by ブクログ

子供の頃にとても好きだった本を読み返す。

朧気にしか覚えていない物語が輪郭をもって確かにその物語に入り込んでいた自分自身と遭うように古い庭を往来する。
トムは夢に嵌まり込むように現実を遠く感じる日々、それを手紙で共有するけれど味わうことのできないピーター。
夢の中で一瞬繋がるイーリーの大聖堂の行が一番好き。架空の物語にも実際にある大聖堂が出て来て、それが夢なのか現なのかわからなくなるような感覚がある。最後までワクワクしながら読み終えた。

0
2020年07月13日

Posted by ブクログ

大好きなお話です!最初から最後まで、素晴らしかったです。私もトムのように庭に立っているような気持ちになりました。またこのようなお話と出逢いたいと強く思います。

0
2020年03月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

弟のはしかが治るまで、親戚の家で夏休みを過ごすことになったトム。

友達もいない、時間を潰すものもない状態に
うんざりしていたトムが、真夜中に聞こえた十三時を知らせる古時計の音に導かれて
昼間はなかったはずのアパートの庭園で過ごした日々。

ヴィクトリア朝時代の庭園で出会ったハティという少女と遊んだこと。
会うたびにハティは子供だったり、徐々に大人になっていく彼女と話したこと。

あんなに退屈だった親戚のお家での日々が
夜になるのが待ち遠しくて、庭園に行ってハティと遊ぶのが
トムにとって楽しみになっていた。

庭園が雪に覆われた寒い日に
ハティと一緒にスケート靴で川を滑ったのを最後に
トムは不思議な庭園に行くことはできなくなった。

アパートの大家さんのバーソロミュー夫人とハティの正体。
庭園で一緒に遊んだ思い出と、時代や年齢の差を超えた友情。

最後の感じはいいなあ。
思い出のマーニーを思い出す。

中間から面白くなってワクワクしたなあ。
しかしこれ、高学年で読めるボリュームなのだろうか。。。

大人でも楽しめる、名作だなあって感じ。

1
2021年10月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

時を超えて出会う少年少女。
ハティ少女の時代にトム少年が遊びに行く形だが、トムにとってハティの空間では何時間も遊んでいたつもりなのに、現代に戻れば数分しかたっていない。
深夜に大時計が13時の鐘を鳴らす時、裏庭に通じる扉から秘密の庭園へ行けるのだ。

思ったより意外性はなかったが、幽霊のように扉を通り抜けたり、行く度に庭園の時間が変わっていたりというファンタジー要素が面白かった。ハティが女性になっていることにトムが気付かないのも良かった。一緒に遊んだ仲であれば、成長なぞ関係ないというのが素敵。どの大人にも少年少女時代があり、トムのようにアクセスできたら面白いのに。



↓ネタバレ



弟が麻疹に罹り、隔離のため叔父叔母の家へやってきてハティと出会う裏庭への扉を見つけたのだが、その麻疹も治り、夏休みも終わろうとしていて帰らなければいけない時が来る。庭園でどれだけ遊ぼうと現代では大した時間にはならないのだから両立できるはずだと考え、時を永遠にしようと試みるトム。
弟には庭園の秘密を手紙で毎日伝えており、弟は庭園に行ってみたくてたまらず、遂に夢から少し参加するが、ハティは少女ではなく女性だと指摘する。トムが気付かぬうちに、回を重ねる毎にハティは成長していた。
トムは最終日、いつも通り扉を出たはずが現代のままだった。ショックで大声を出し、アパートの住民を起こしてしまう。翌日、謝罪に少年を寄越して欲しいという婆さんの元へ行くと、その婆さんこそが現代のハティだった。庭園はハティが毎晩みていた夢の中であり、最終日に庭園へ入れなかったのは、その日は婚約後の夢をみていて庭園で遊ぶ少女時代の夢ではなかったからだった。

0
2024年05月10日

Posted by ブクログ

 きょうだいのピーターのはしかがうつらないよう、おじおばの住むアパートで休暇を過ごすことになってしまったトム、そこは一軒の邸宅を区切ってアパートにしたものだったが、一階には、時間は正確だが鳴らす音の数がでたらめという大時計があった。
 特にすることもなく退屈しきりだったトムが、夜眠れずに時計の鳴る音を1時、2時……11時、12時と数えていたら、時計は13時を打った。おかしいと思ったトムは、一階のホールに降りて時計を確認しようとするが暗くて見えない、そこで月明かりを入れようと裏口のドアを開けると、そこには広い芝生、花壇、温室、1本のモミの木や何本かのイチイの木があった。そこを見たいと昼間にそのドアを開けてみると、そこは狭い空地で、ゴミ箱や自動車があるだけだった。これは一体どういうことかと不思議に思ったトムだったが、夜になってドアを開けると、そこにはやはり庭園があった。
 毎晩のようにこっそりと庭園に行くトムは、そこで園丁や三人の兄弟らしい少年たち、そして一人の女の子の姿を見かけるが、あるとき少女と知り合いになる。ほかの人間にはトムの姿は見えないが、ハティというその少女にはトムが見えるらしい。こうして友達になったトムとハティは、いろいろな遊びをし、いろいろな話をする。
 
 庭園に行くと、朝だったり昼だったり、季節も変わったりと、時間が順序良く進んでいるのではないことに気づいたトムは、「時」とは何だろうと考えるが、答えはなかなか分からない。そうしているうちにハティとの関係も少しずつ変わってくる。そしてトムが家に帰らなければならないときも近付いてきた、果たしてどうなるのか、というお話。

 「時間」というそれこそ哲学的な問題を取り扱っているが、ストーリーの中で自然に考えさせられるようになっており、読み進める上で変に煩わされるものではない。そして何といっても、庭園を始め自然や風景の描写が美しく、あたかもその場に居て二人と同じものを見ているような気にさせてくれる作者の筆は素晴らしい。(祖父の代から住んでいた実際の家と庭園がモデルとのこと)
 
 児童小説のジャンルに入るのでしょうが、大人が読んでも読み応えがありますし、ラストではジーンとしてしまいました。誰もが持っていた子どものときの心に、改めて思いを馳せました。

0
2024年05月05日

Posted by ブクログ

フィリパ・ピアス(1920~2006年)は、英国ケンブリッジ州の村に生まれ、ケンブリッジ大学ガートン・カレッジ卒、BBCでラジオの教育番組の制作に携わった後、児童文学の執筆を始め、1958年に発表した本作品でカーネギー賞を受賞した。
本作品は、英国の児童文学の代表作に数えられると同時に、「時」をテーマにした小説の古典とも言われ、英国ではTVドラマ化や映画化もされている。
私は50を過ぎたシニア世代だが、若い頃に読んだ『モモ』が大変好きで、同じように「時」を扱った(児童)文学の古典といわれる本作品はいつか読みたいと思っており、今般新古書店で偶々目にして手に取った。
あらすじは、おじ・おば夫婦の住むアパートに預けられた少年トムが、毎晩真夜中に家を抜け出し、実際には存在しないはずの庭で少女ハティと遊ぶようになるが、トムは徐々に、その庭で流れている時間の時代、速さ、順序が異なることに気づいていく、というもの。
前半のトムがハティと庭で遊ぶ部分については、ピアスが生まれ育った家の、古いイチイの木が芝生の周囲をとりまいていた広い庭園をモデルにしたという描写が素晴らしく、また、トムとハティのやりとりも楽しい。
しかし、本作品の白眉は、間違いなく後半の展開と最後の驚きにあり、その、子供にとっての時間と、大人にとっての子供の頃の時間が、ある時クロスオーバーするというアイデアは、大人(それも、よりシニアな世代)にとっての方が感じるものが多く、惹かれるのではないかと思う。
有名な児童文学作品でありながら、大人が読んでも楽しめる名作である。
(2023年4月了)

0
2023年04月06日

Posted by ブクログ

最初は何を言っているのか全然わからなかった。でもだんだん時のつながりが見えてきてドラ○もんを読んでいるような感覚で読めたからとても面白く、どんどん進めた。最後のところが特に印象的でまさか現代で2人が再開するとは思わなかった

0
2022年03月27日

Posted by ブクログ

児童文学でありながら大人も楽しめる素晴らしい作品。不思議でたのしいファンタジーとして読みつつも、トムの時間軸とハティの時間軸を考えるとあたまの中がこんがらがる。毎晩寝る前に布団の中で少しずつ読み進めると、トムの真夜中の冒険に一緒に行ってるみたいだった。最後はちょっと泣けてしまった。

0
2022年02月13日

Posted by ブクログ

昔読んだ懐かしの児童文学。
真夜中庭に出たら、タイムスリップしてて〜というストーリーは朧げながら覚えていたけど、細かい点や最後はすっかり忘れていた。
最後、トムとお婆さんのハディが抱きしめ合うシーン、遠い昔に置いてきた楽しくも郷愁ある思い出、多分楽しい子供時代の後、戦争や家族を亡くした描写がさらっと出てくるので、そういう記憶も全て踏まえた上での子供時代を思い出して、愛おしくなったのだろうか。

イギリスや庭の探検に憧れを抱くきっかけにもなったなぁ。

しかしとんでもなく広い庭。

0
2021年12月12日

Posted by ブクログ

日本語のタイトルがいいと思います。直訳の「トムの真夜中の庭」でなく。

時空を超える話はちょっと苦手なので、肝心のハティとトムが庭で過ごすところはちょっとはしょって、現実の場面をしっかり読みました。

ヴィクトリア朝のことは勉強になったし、おばさんのところへ行く途中にイーリーの大聖堂に寄ったことも伏線になっていたり、トムとピーターの兄弟の絆も感じられ、そしてラストですべてがつながるー
読後感はよかったです。

まぼろしの小さい犬を読んだ後と同様、イギリスに行きたくなりました。

高学年でファンタジー好きな子に勧めてみます。

0
2021年01月25日

Posted by ブクログ

最後まできっちり読んで、面白さが倍増。
頭に戻って再読したくなりました。

翻訳が古いので、言葉が今にそぐわない感じもありますが、美しい日本語のリズムでテンポよく読めました。

お屋敷や庭のクラシカルな雰囲気と言葉がとてもあっていて、イメージが膨らみます。

小学校高学年に読んでもらいたい。

0
2020年11月11日

Posted by ブクログ

赤いスケート靴が今でも記憶に残ってる。

夜、キッチンの裏戸を開けると時空を飛び越えちゃうんだよね。

0
2020年06月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

有名な作品ではあるが、読んだことがなかった。

1958年発表の作品で、いつもの場所がいつもと違う場所に繋がっており
自分でそのタイミングを計れる訳ではないという王道のSFファンタジー。

事前に全く情報を入れずに読み終えたのだが、女流作家ということを聞いて
個人的には非常に納得がいくものがあった。
自分が好むファンタジー小説とは種類が違う内容だった。

1
2021年02月05日

Posted by ブクログ

全体を見渡したとき、非常に整然と作られていることがわかる児童文学。
ハティとトムの間にあったのは友情か
互いにしか見えない間柄ゆえの密度の濃い関係か
そこに初恋の芽生えもあったのか、その辺りがエンディングに、温かい色味を添えている。

0
2022年02月10日

Posted by ブクログ

真夜中に時計が鳴ると、庭とビィクトリア朝時代の少女ハティが現れる。少年トムの幻想が現実と繋がる物語の終わりが気に入っている。

0
2021年12月19日

Posted by ブクログ

久しぶりに児童文学を読んだ。舞台のほとんどが庭であるので、描写は詳細で美しいのだが退屈に思う場面も多い、と感じるのは自分が大人になったからなのか。時、ドア、が関係してくるファンタジーは子供の頃に読んでいたなら相当ワクワクしたに違いない。
ラストシーンは、多分そうじゃないかな?と思っていた通りの終わり方で、納得がいって一気に読み終える事が出来た。

0
2021年10月05日

「児童書」ランキング