あらすじ
「僕はもう、二度と兄さんを手放さないって決めたんだ…」
平和活動をしていた両親を紛争で亡くし、兄の遠羽も手足の自由を失ってしまった。
そんな中でも献身的に兄の介護を続ける弟の繭。
そんな彼に人々は「正しく素晴らしい」と称賛する。
けれど家に帰れば、繭は兄に一日中玩具を仕込み、イってもイっても終わらない快楽漬けの日々を繰り返していた。
そんな中、遠羽が家を抜け出そうとしたことから二人の関係は変化をし始めて……。
兄と弟のメリバから始まる深淵愛!
感情タグBEST3
衝撃のラスト
試し読みして気になったので、シリーズ購入しました。設定は確かに…少しモヤモヤしますが、絵はキレイです。昔は良い関係であったんだろうなと思った。それが狂い出し、違っていく2人から目が話せなくなるような展開にっ!最初読んだときは、弟は兄をどうしたいの?やっぱり閉じ込めて快楽をコントロールすることで、自分だけを見て欲しかったのかな。とか思いましたが…いやいや、守りたかったのかぁ…弟の狂った責任感と弱さに惹き込まれます。会話の文字数は少ないのに、感情が上手く乗っていて読みやすかった。
予備知識として、「芋虫」も読みました!!そして…最後の最後のシーン…一気にゾッとした!!!それを知った上で、もう一度読み返したら…ヤバかった(*_*) 解釈は自由かなと思うけど、これを書き上げたのは凄い。