【感想・ネタバレ】ブランドストーリーは原風景からつくるのレビュー

あらすじ

BIOTOPE 佐宗邦威氏 推薦 !
「長続きするブランドは、作り手が創るものではなく、ユーザーが自ら生み出す物語によってつくられる、というブランドの新たな見方を提示した本だ」

幼い時や青年期などの自伝的記憶がロングセラーブランドに貢献していることを独自のインタビュー調査等によって明らかにしている。
また自伝的記憶は、意図的に覚えこもうとしていないにもかかわらず、いつのまにか様々な記憶がつくられている特徴がある。本書では、衝撃的な1回の記憶よりも、複数回くりかえされる概括的な記憶、空間的や情緒的な記憶のほうがブランドの長期育成に大きく影響していることを解説している。

「日経クロストレンド」での2年6カ月、計33回にわたる連載取材の集大成として、 ソニー企業「Ginza Sony Park」、花王「MyKirei by KAO」、良品計画「GACHA」、たねや「ラ コリーナ近江八幡」、ジンズ「JINS Design Project」、ナインアワーズ「9h」など、優良企業が実践する新しい"原風景"をつくるブランディング事例を紹介。 巻末では、建築家/田根剛氏、TOMATO/長谷川踏太氏との対談"記憶から、未来をつくる"を掲載している。

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Posted by ブクログ

ブランドイメージは顧客の心の中で作られるものだけれど、その心というのが顧客の生活者の深層心理・昔の記憶、そういったところに深く関係しているという。自伝的記憶によるブランド構築とその可能性を検証した一冊。

0
2021年01月10日

Posted by ブクログ

自伝的記憶に基づいた、長期的なブランディング
について深い理解ができた。

しかし読前から考えていた部分、
既存ブランドに関してこの考えを組み込むのは非常に難しい。
(これまで構築してきた顧客とのブランドプロミスがあるため)

いずれにしても、企業の意志を真ん中に据えた上で、各ブランド自身が再度解釈をすることが大事なのでは?と思う。
その上で、企業のビジョンと顧客ニーズをどう融合していくか。

時代の変化に合わせて、自身を大きなフレームで捉え直すこと
これは企業も、各ブランドも、そして人も、
大事なこと。

0
2021年09月30日

Posted by ブクログ

ブランドを人の記憶という長い目線で捉えた一冊。短期的なマーケティング施策に陥りがちな近頃に対して、本質的なブランド育成の考え方を説いていると思う。勉強になりました。

0
2021年02月18日

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