【感想・ネタバレ】秋山好古 明治陸軍屈指の名将のレビュー

あらすじ

司馬遼太郎著『坂の上の雲』の3人の主人公の1人であり、ビジネスマンを中心に多くのファンを持つ明治陸軍の名将・秋山好古。しかし彼の一生を詳細に追った評伝小説は、これまであまり書かれていない。本書は、手練の作家が様々な資料を駆使しつつ、「日本騎兵の父」と称えられた伝説の将軍の生涯を、正面から描ききっている。伊予松山藩士の家に生まれた好古は、貧しさから軍人の道を選び、創設まもない陸軍士官学校で「騎兵科」に進んだ。「騎兵」という兵種は、当然ながら従来の日本には存在しない。フランス留学を経て研究を重ねた好古は、日清戦争では自ら訓練した騎兵隊を率いて従軍。やがて日露戦争の火蓋が切られると、寡兵をもってロシアの大騎兵団を防ぎ、戦史を飾る激戦を繰り広げることになる。豪胆にして細心、戦場ではつねに前線に立ち、部下を思いやる心を忘れなかった指揮官。その人間的魅力を余すところなく描いた、著者渾身の力作小説である。

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Posted by ブクログ

もし、自分が明治時代に生きていて、秋山好古に出会っていたら、、、多分軍人になっていたと思う(笑)。そんな魅力のある人。

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2009年11月23日

Posted by ブクログ

騎兵の父と言われた秋山好古の人間的魅力は敵味方関係なく惹きつけられるものがあると思います!!
何気に筆者が自分の大学の卒業生でした。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

通称ときめき文庫。とにかく兄がモテモテ。「ダイジョビカ、アキヤマ」のフランス人の正体が気になるところです。文が平易で読みやすいと思います。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

秋山好古。こんな個性的な上司は今の時代存在しえない。生死に直面しているときと何をしても会社をクビにすらならないとき。当然に違うのでしょう。使命感や緊張感がどんどん無くなっているこの世の中。好古はどうみているのでしょうか?

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2020年09月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

真之とセットで読むとおもしろい。

「人間として、ことに軍人は、常に腹を切るだけの覚悟は持っていなければいけんよ。しかし実際に腹を切ってしまっては実も花もなくなってしまう。そこをじっと忍耐する。そうした極致を何度も繰り返していく時、人間は修養も向上もできるのじゃ。」

温故知新可以為師なり(ふるきをたずねてあたらしきをしる もってしとなすべきなり)

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2019年05月04日

Posted by ブクログ

2012/11/24 No.16
明治陸軍屈指の名将、日本騎兵の父。戦略、戦術、洞察力、統率力、人間性、良い意味での図太さ、学ぶことは多い。

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2012年11月24日

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