【感想・ネタバレ】危険な友情のレビュー

あらすじ

1924年、ニューヨーク。警察署で供述書を作成するタイピストとして働くローズの前に、新人タイピストのオダリーが現われる。彼女は美しい黒髪をボブにし、最新流行の高級な服に身を包んだ自由奔放な雰囲気の女性で、酔っ払いを上手にあしらって警官たちを感心させた。オダリーと親しくなったことでローズの人生は一変し、豪奢なホテルの一室で同居をはじめる。だがオダリーには秘密があった。贅沢な生活の資金はどこから? なぜ警察署に勤めているのか? そして彼女がローズに仕掛けた罠とは。2人のタイピストが織りなす優美なサスペンス!/解説=大矢博子 ※単行本版タイトル『もうひとりのタイピスト』を改題した文庫版を底本といたしました。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

真っ黒の艶やかな髪をボブにした美しい女性、オダリー。生真面目な警察署のタイピストのローズの人生は、彼女が現れたことにより変わり始める…。危険な秘密に気がつき始めるも、彼女の魅力と友愛への羨望から逃れられない。

どうしてもこの人に好かれたい、好かれた自分までグレードが上がる気持ち。分かるなあ。
親密な友情より特別な愛情ってあるのかしら。ただ、肩を寄せてひそひそ話をしたり、頬にキスをされたいだけなの。

0
2021年09月16日

Posted by ブクログ

1920年代のアメリカ!
禁酒法時代〜
もうこの時代設定ってだけで、好き…(笑)
まさにグレート・ギャツビーのあの頃よ!
その時代に警察署で供述書を作成するタイピストとして働く二人の女…
ひとりは孤児院で育った、地味でまじめなローズ
もうひとりは、断髪の美人、オシャレでホテル暮らしをしているオダリー
対極にあるかのような二人は互いに親しくなり、やがてオダリーの豪華なホテルの一室で一緒に暮らすようになる
だが、オダリーに秘密があることが分かり…

物語はローズの一人称で進むためとても読みやすい…
禁酒法時代に危ない橋を二人でうまく逃れるシスターフッドものかと思ったら…
もうあかん…あかん…
想像もしていなかったラストでした…

0
2025年03月04日

「小説」ランキング