あらすじ
「開発側は効率化されてきたのに、テストはいつも炎上ばかり」
「テストの数は増える一方なのに、コストを減らせと言われる」
「やっと自動テストを導入できたけど、逆に工数が増えている気がする」
開発技術の進化とともにテスト技術も着実に進化しているなか、テスト現場ではなぜこんな問題が絶えないのでしょうか? それは、自動テストに関する知識と設計方法を正しく知らないからだと言えるでしょう。
本書は、自動テストの基礎知識、設計・プロセスに焦点を当て、どのように進めればリスクを抑えながらコスト削減を実現できるかまとめた自動テストの教科書です。テスト会社のエンジニアとして数々の現場で自動テストを成功させてきた著者が、現場のさまざまな失敗例を交えながら、成功する設計ノウハウを伝授します。
テストに関わるすべてのエンジニア必携の1冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
自動テストの目的はコスト削減、効率化であり、品質をあげるものではない。
役割はデグレの確認。
自動テストに必要なテスト技術
・同値分割
・境界値分析
・デシジョンテーブル
・状態遷移テスト
・回帰試験
Posted by ブクログ
著者曰く「自動テストの9割は失敗している」ここで自分のような凡人エンジニアは「マジで!?」となるわけだが、テストが自動で動いてる=成功ではないという言われてみれば当然の主張。繰り返し口酸っぱく言及される工数削減の視点。これを忘れて闇雲に走るといつしか自動化が目的になり失敗に終わる。そしてそんな現場が9割というのが冒頭の一文。なので本書を読んで「何か同じ事ばかり言ってて浅いなぁ。分かってるよ」と感じたらそれは逆に黄色信号なのかもしれない。ちょうど仕事で単体テストはそれなりに充実してきたものの結合テストやシナリオテストはどういう風に考えればいいのか悩んでいたので、早速本書を手元に置きながら取り組んでみたい。