【感想・ネタバレ】夏へのトンネル、さよならの出口 群青 1のレビュー

あらすじ

時空を超えるトンネルに挑む少年と少女の夏

夏の日のある朝、田舎の高校生・塔野カオルはある都市伝説を耳にする。それは中に入ると年を取る代わりに欲しいものがなんでも手に入るトンネルがある、というものである。その名も「ウラシマトンネル」。その日の夜、散歩に出掛けたカオルは怪しい雰囲気漂うトンネルを見つける。恐怖を感じるカオルだったが、それと同時に興味を持ってしまう。「もしこのトンネルが本物のウラシマトンネルだったなら…」。
ガガガ賞&審査員特別賞のW受賞を果たした大注目作品のコミカライズ!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

匿名

ネタバレ 無料版購入済み

過去へ続くトンネル

主人公の塔野カオルは男子高校生だ。
テンションが低くごく平凡に見える彼だが実は重い家庭環境を抱えている。
それは2つ下の妹であるカレンが5年前に木に登った時に足を滑らせて亡くなった事、その事故をきっかけに母親が蒸発してしまった事、そしてカオルは母親が浮気相手との間にもうけた子で父親と血のつながりがない事づった。
そんな事があり父親は酒浸りでカオルに対して衝動的に暴言を吐いたりするため自分が代わりに死ねばよかったという父親の言葉に心中で同意してしまうくらいには辛かった。
カオルの地元にはウラシマトンネルというものがあるらしくその中に入れば欲しいものが手に入るらしいが、いざそれを手にして戻ると一気に年老いてしまうというものだった。
言い伝えくらいにしか捉えていなかったがある日カオルは古そうなトンネルに入った時、妹が亡くなった時に身につけていたものの発見されなかったサンダルを見つけて……。

辛そうな過去に、何か抱えていそうな転校生がどう絡んでいくのか気になる終わり方だった。

0
2023年01月18日

「青年マンガ」ランキング