あらすじ
警視庁との契約を解除されたユーリ・オズノフ元警部は、旧知のロシアン・マフィアと組んで武器密売に手を染める。一方、市場に流出した新型機甲兵装が〈龍機兵〉の同型機ではとの疑念を抱く沖津特捜部長は、ブラックマーケット壊滅作戦に着手した。ロシアの歴史と腐敗が生んだ最悪の犯罪社会に特捜部はどう立ち向かうのか。吉川英治文学新人賞に輝く世界標準の大河警察小説。警察官の魂の遍歴を描く、白熱と興奮の第3弾。
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Posted by ブクログ
シリーズ第2作。
初っ端からユーリ・オズノフ警部が警察との契約を解除し、ロシアンマフィアのてぃえーにと呼ばれているアルセーニ・ゾロトフと裏取引をしようと持ち掛けているところから始まり理解が追い付かなかったが、潜入捜査をしていると知り納得。そして今作ではオズノフ警部の少年時代やモスクワ民系時代の過去が前2作同様に描かれている。
Posted by ブクログ
シリーズ3作目。龍機兵で1番好きなユーリ・オズノフ警部の過去が関わっている事件です……面白い。。
初っ端から(えっ辞めちゃったの…)と消沈してたのも束の間、良かった〜からのオズノフ警部の過去編の壮絶さで心が痛いです。前作のライザ警部も凄かったのに。
ゾロトフとの幼少期からの確執、ユーリがたまたま観ていた『スタンド・バイ・ミー』に似ているようで全く違う道を辿っていると気付くシーン、好きでした。犬のタトゥーも。
つらい……と思っていたら、ラストに悪魔のような沖津部長。この勢いで下巻に突入します。