【感想・ネタバレ】にじいろのせかいのレビュー

あらすじ

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ファンタジー作品の名手、刀根里衣が子どもたちに贈る希望のメッセージ

色を失った世界に立ちつくす少年が、この物語の主人公です。
静けさのなかで、少年は考えます。
ちっぽけな自分にも、何かできることはないだろうか……。
筆とパレットを手にした少年は、動物や植物に色をつけ、星や月を描いていきます。
そうして命を吹き込まれたいきものたちは、徐々に光を放ちはじめます。

わたしたちはいま、これまで経験したことのない日常を送っています。
そのようななか、やさしく前向きな気持ちにさせてくれる作品です。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

悲しいことがたくさん起きて、真っ暗になってしまった世界。
絵かきの少年が考えたのは「このせかいに、ちいさな光を ともす」こと。まずは大地に咲く花たちに、そして海に優しく美しい色をつけていく。ちいさな光は大勢の人々に広がって大きな希望の光となり、やがて世界はにじいろに…。
コロナ禍で様々な不安が生じ先行きも不透明な今だからこそ沁みる一言一句。
5歳3ヶ月の息子にはまだちょっと難しかったかな。
息子にとっての〈世界が朝を迎える時の空の色〉は「オレンジいろ!」だそう。そんな明るい夜明けが来ると信じて。

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2021年02月03日

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