あらすじ
亜細亜プロレスの深見甚次郎は小柄で地味な中堅レスラー。いつもは前座に甘んじている彼の正体はポリスマン―リングの秩序を侵す者に人知れず制裁を加える仕事人なのだ。人気低迷が続く団体を救うため、ついに総合格闘技という表舞台に立つことになった深見。時を同じくして、彼の強さの秘密を知る伝説のロシア人格闘家が来日した。
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Posted by ブクログ
夫の友人からお借りしました。
タイトルから警察小説かと思って読み始めたのですが、血みどろの格闘シーンや拷問シーンの連続で、私にとっては衝撃的すぎる作品でした。
登場人物がプロレスラーや総合格闘家、元世界最強のアマレスラーのロシアマフィア等、右を向いても左を向いてもゴツい武闘派揃い。まるで北斗の拳の世界(古いね)。
っていうかやっていることも北斗の拳ばりで、人がじゃんじゃん素手で殺されていく凄惨なシーンが多くて目をそむけたいのに、先が気になって読むのが止められないという・・・。
だって、格闘技話かと思いきや、ロシアマフィアなんかが登場し国家犯罪の方向に話が流れてミステリ要素があり、そんな中弟子が成長していく様は青春小説のようでもあり、でも最後はプロレス話できっちり終わるという展開は収まりがよく大変見事でした。
今まで格闘技観戦も北斗の拳も苦手で、真面目に観たことはなかったのですが、この小説が読めた今の私なら、多分観れるでしょうけど・・・でも・・・やっぱり苦手かも。
男性は闘争本能をくすぐられるのですかね。あとは、強さへの羨望とかがあるのかな。
そういう意味では私も、自分の肉体を自分で鍛え上げていく過程や(殺戮&拷問シーンは別として)圧倒的強さにはちょっと感動しました。
人に本を借りるって面白いなと思った一冊。絶対に自分の選書ではないもの!!
Posted by ブクログ
痛快!格闘小説。まさに、最強VS最強の戦いが繰り広げられる。「こんなに、こんなに強いんだぞぅ」のエピソードの果てに激突するパワーとテクニック!!一気に読める。