【感想・ネタバレ】アナン、(上)のレビュー

あらすじ

その少年は、「進化した人類」なのか。それとも……? 美しく、力強い奇跡の物語――東京に初雪が降った夜、高級料亭のゴミ置き場に、生まれたばかりの赤ん坊が捨てられていた。その子を発見したのは、流(ながれ)という名の記憶喪失のホームレスだった。拾われた赤ん坊は「アナン」と名付けられ、流と仲間たちによって育てられる。やがて、アナンの周囲で不思議な現象が次々と起こるようになる……。<上下巻>

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Posted by ブクログ

ネタバレ

評価は5.

内容(BOOKデーターベース)
東京に初雪が降った夜、高級料亭のゴミ置き場に、生まれたばかりの赤ん坊が捨てられていた。その子を発見したのは、流という名の記憶喪失のホームレスだった。拾われた赤ん坊は「アナン」と名付けられ、流と仲間たちによって育てられる。やがて、アナンの周囲で不思議な現象が次々と起こるようになる―。

SFだと割り切ればこの先どうなる?とわくわくする。ついついアナンを応援している自分がいる(恥)

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2019年05月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まだ上巻しか読んでいないけれど、多分これは感動系のエンディングが待っていると思われます。
まだへその緒もついたままの生まれたばかりの赤ん坊が、ゴミと一緒にビニール袋に入れて捨てられていて、それを拾った記憶喪失のホームレスの男とその仲間たちが赤ん坊を育てることによって、自分の過去と向き合い、精神が浄化されていくのが第一章。
上巻はその後の第二章まで。

ホームレスの人たちの生活については、いろいろ調べたのでしょう、とてもリアルです。
で、生まれたての、戸籍もない赤ん坊を育てていくことが、現代の日本でできるのか?
当然無理です。
だからこれは、リアルな社会を舞台にした、ファンタジーなのでしょう。
スピリチュアルでもあります。

それに気がついてから、格段に読むペースが落ちました。
ホームレスの人たちの持つ、重たい過去のしがらみが、人間ではどうしようもない力で癒されていくのは違うよなあって思ってしまって。
でも、高熱で瀕死のアナンを看病しながら、祈る流たちの姿にぐっとくるものがあった。
”俺たちは人に助けられるより、ほんとは助けたいんです―。”

第二章を読み始めて、再び勢いがついてきて、結局第二章は一気読みでした。
設定は変わらないのですが。
文章がこなれてきたのかなあ。

それでも、上巻の最後ではアナンは5歳。
この後絶対に学校問題が出てくると思いますが、そこをどうクリアするのでしょうか。
実は最初っからそこが気になって、「育てられるわけないじゃん」と引いてしまったので、上手いことクリアしてほしいと思います。

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2020年06月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読みやすく、面白く、一気に読める。どこかテレビドラマ的な感じがするが、アナンへの思い入れで読ませてくれる。

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2012年03月26日

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