あらすじ
消えた記憶と51億円……俺は一体誰なんだ!? ――病院で目覚めた由紀夫は、みずからの記憶を失っていた。どうやら彼は、消えた51億円の行方を掴んでいるらしく、周囲には、謎の女社長・奈緒美ら、怪しげな面々が……。奈緒美の考案で、頼まれたものは何でも運ぶ「届け屋」となった由紀夫。はたして彼は、失くした過去を取り戻せるか? ミステリータッチで描く、感動のストーリー。
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Posted by ブクログ
今のオイラにちょうどよいミステリーだった!
ギフト、昔、ドラマでキムタクが主演していたんだよね。
そんとき面白くて見てたから懐かしくなって買ってみた。
テンポ良く読める内容も、重過ぎない雰囲気も、ちょうど良かったな。
中だるみもなく、終わり方も清々しく、久々に軽めで楽しめた小説。
Posted by ブクログ
さすが飯田譲治。
初めから物語に引き込まれた。
早坂由紀夫はクローゼットから生まれ新たな人生を歩んでいく。
奈緒美、野長瀬、ジュリエット星川、千明、田村、朔原、それぞれが個性豊かなキャラクターでミステリー、ホラー要素もありながらもワクワクドキドキ読み進めていくことができた。
ミステリーだけどほっこり人の温かみを感じられる物語。
永井と美樹はフルネームで出ないことから過去の武弘が関わった人物って区切られてるし、
奈緒美はずっと奈緒美で、どこか初対面から母性というものを感じてたのかな。
奈緒美の母性が育つのも、なんだか岸和田の狙いだったようにも感じる。
謎解きしながらアットホームな温かい気持ちで最後まで読めた。
ドラマは少しお話が変わってるみたいだから読みたい。
最後のページの方はドラマ化にあたって世間に良い意味でも悪い意味でも影響を与えてしまった飯田譲治さんの率直な思い、苦悩が書かれていて、これから先作品を見る、読むにあたって、どんな意図があるのか、どんな思いがあるのかを深掘りしていかなきゃいけないなと考えさせられた。
Posted by ブクログ
これは、かなり良い小説。ストーリーが斬新で、特にそれまでの伏線がすべて回収される終盤の展開は秀逸。著者特有のサラッとした雰囲気の文体が、主人公の置かれた境遇の深刻さを中和して、どこか憎めないヒーロー像をつくらあげている。著者の作品では一番。