あらすじ
本書は『SNSカウンセリング・ハンドブック』の姉妹本として、相談員のトレーニングに最適のテキストとして編集した。
どのような相談が寄せられ、どのような対話が展開し、どのように相談者の支援に役立つのかを、豊富な事例で示す。
各事例は、SNSの画面のように構成した逐語録形式で示し、画面の右側には解説欄を設け、応答を受けた相談員の考えやSNSカウンセリングならではの工夫を掲載し、理解をうながす。
新しい生活様式が求められ、対面でのカウンセリングが困難になる状況のなか、新たなカウンセリング方法としてのSNSカウンセリングの実際を体感することができる。
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Posted by ブクログ
コロナ禍だからという訳ではなく、時代が移ろいゆくなかでSNSカウンセリング、つまりは顔と顔を合わせることがないカウンセリングに対してニーズがあることは言わずもがなだと思う。しかしながらカウンセリングはカウンセリング、通常の友達同士や上司と後輩で行う相談事とは狙いが異なる。とはいうものの、実際のカウンセリングと同じとは言えないSNS上でのカウンセリングでどのように進めるのか、私自身の知りたいところを事例をもとに解説している。深いところにぐっと入り込むことはないが、SNSカウンセリングの概要について知り、学ぶにはよい本だと思えた。