あらすじ
世界中で1000万人以上に読み継がれている自己啓発の金字塔『人を動かす』を、読みやすい「超訳」として181の項目にまとめました。
家庭・職場・学校で円満な人間関係を築き、大きな成果をあげるための必読書です。
単なる理論ではなく、経験をもとにした「人間関係の原則」は、実際に魔法のような効果を発揮します。
本書の中から、人を動かすための3つの基本を紹介しましょう。
1 相手の意見を尊重する
もし相手に「あなたは間違っている」と単刀直入に言ったら、相手はあなたに賛同したくなるだろうか?
そんなことはまずない。
相手は自尊心を傷つけられるから反論したくなる。あなたがどんなに名論卓説を並べようと、相手は自分の信念を曲げようとしない。なぜなら、相手は論理の生き物ではなく感情の生き物だからだ。
2 相手の意欲を高める最善の方法
実業家のチャールズ・シュワッブが大成功を収めた理由は、人との接し方を心得ていたからである。彼が明かした成功の秘訣は、紙に書いて額縁に入れ、全国の家庭、学校、職場に飾っておくべきだ。それを実行すれば、あなたの人生は大きく変わる。
「相手の長所を引き出す唯一の方法は、褒めて励ますことである。上司や教師や親が小言を言うと、相手はやる気をなくしてしまう。がんばりたくなるきっかけを相手に与えることが大切だ。だから私は絶対に小言を言わないし、他人のあら探しもしない。何かが気に入ったら、惜しみなく褒めるようにしている」
3 人を変える魔法の力
人を変えることについて話をしよう。もし私たちが秘められた才能に気づかせることができれば、文字どおり人を変身させることができる。
これはけっして大げさな表現ではない。ハーバード大学の教授を務めた偉大な心理学者ウィリアム・ジェームズの名言を紹介しよう。
「私たちは本来あるべき状態と比べると、半分しか目覚めていない。人間はふだん使っていない多種多様な力を秘めているが、自分の限界よりもずっと狭い範囲で生きている」
まさにそのとおりだ。あなたはふだん使っていない多種多様な力を秘めている。そのひとつが、人を褒めて奮い立たせ、自分の可能性に気づかせる魔法の力だ。
反感を抱かせずに人を変えるために、どんなにわずかな進歩でも、心を込めて惜しみなく人を褒めよう。相手は気分をよくして、より一層の努力をするに違いない。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「忘れるたびに読みたい人生の名著」
人を動かすという題名だが、中身の真髄は人に好かれることにあると考える。ただし、好かれるとは言っても、相手を変えるのではなく、自分を変えることで、結果として相手の心や行動が変えることができる。
相手の立場に立って思いやりを持つこと。幼少期から学ぶことだが、大人でさえまともにできている人は少ないと感じる。人付き合いやコミュニケーションで悩んだら、また読もうと思う。
まずは奥さんのことを今以上に思い遣ります
Posted by ブクログ
職場、学校、家庭での人間関係において円滑にコミュニケーションをとることを目的とした一冊。
「人を動かす」秘訣を大きく7つの章に分けて、その中で一つ一つのテーマに沿って簡潔に分かりやすく書かれている。
数々の著名人や成功者の例が多く挙げられており、最初は少し虫がよすぎるのではと思ったが、人生の教訓にすべき言葉やエピソードが多くあり、人間関係がうまくいかなかったり、悩みの種になったりした際には何度も読み返したい。
第一に人を否定しないことが大切で、常に相手のことを思いやれる人間になりたいと思った。
私は数あるエピソードの中でも「北風と太陽」が好きで、この本のテーマにぴったりな話で馴染みやすかった。
Posted by ブクログ
5年ぶりに再読。「人の自尊心を傷つけてはならない」「常に謙虚であれ」など、当たり前の事ではありますが、人間関係において非常に大切なことを教えてくれる本です。
最近そのような意識が薄れていたかも、、と反省。改めて職場の人や家族との人間関係を大切に過ごしていこうと思いました。
Posted by ブクログ
今まで自己啓発本はそんなに好きではなかった。というのも、人は〇〇であれば幸せになれるとかそういったことが並べられていてまるで自分の性格がその本によって簡単に変えられてしまう様な気がしたからだった。
しかし、この本を手に取ってみて、まず題名から、人を動かすとはどういうことだろうと思った。「人を動かす」ということは、リーダーである立場からなのかと最初は重い、またビジネス本に近い様な気がしたが、内容はそういうことではなく、自分と相手の関係をうまく行くためにはどうすればいいかについての解説書の様なものであった。
「相手の立場に立つ」ことや、「相手の気持ちを理解する」というのは簡単に言葉では言えるし頭の中ではわかっていてもやはりできないことがほとんどで、できなかった時に初めて頭の中でこうすればよかったと後悔することがほとんどであるが、この本によって、まず自分自身が相手を「受け入れる」ことが大切だと学べた。
相手の意見がどうであれ、自分から見て非難されるような対象であっても、相手のことをまずは受け入れる。そこから、相手がどう考えているのかを認め、初めて自分の気持ちを表すということが大切だと思った。
人はみんな認められて生きていきたい。それはどんな状況の人であっても変わらない。それを常に心に置いて、円滑な人間関係の形成をしていきたい
Posted by ブクログ
【6冊目】2020/1/7
世界的に知られるデール・カーネギーの古典的名著。
1981年に刊行された改訂版を読み進めていたが、なかなかすんなり頭に入って来ず、読みづらかった。
書店で、超訳版に出会った。
1936年に刊行された初版本の原書エッセンスをわかりやすくまとめた本でとても読みやすかった。
これは一度読んだら終わりではなく、何度も繰り返し読みたいので、軽量でハンディサイズなのもとても良かった。
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名著がエッセンス化されているから、仕事と育児の合間にサクッと読めた。相手の自尊心を満たすことが、人を動かすすべてなのだと感じた。これを実践できるかどうかは自分次第だ。
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話すより聞く。相手の興味あることを話す。
褒める。興味を持つ。
簡単なようで、人と接しているときはこういうことが頭から抜け落ちてしまうから日頃どれだけ意識できるかが大切なんだと思う。
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気付き
・相手の自尊心を満たすことが大事
・相手を否定、からかい、非難しない
・怒るよりも褒める、認める
TO DO
・悪口や否定、からかいをやめる
・笑顔で相手を認める、褒める
・長所を見つけて遠慮なく褒める
・命令しない、提案する
・常に謙虚でいる
Posted by ブクログ
人を動かすためには、傾聴する、相手の受け取りやすい体制を作る、賞賛して家族との良い人間関係を作るなど、当たり前のように思えてなかなかできていないことの大切さに気付かせる作品。超訳ということで要点を絞って具体例を中心に説明しているわかりやすい作品だった。
Posted by ブクログ
1つ1つの言葉とその説明が簡潔でわかりやすくためになった。私生活でも役に立てそうな内容ばかりで、コミュニケーションの真髄が理解できた
Posted by ブクログ
『人を動かす』という、人を操作するネーミングが引っかかり、読むに至らない本であった。この度、会社の勧めで、管理職皆でということになり、私も気は進まないが読むに至った。
レイアウトは、文庫本で1ページに一項目。ものすごく短い。ポイントのみ抽出してあるのだ。短いものは、二、三行という項目もある。俳句や川柳とまではいかないが、その様な感覚で、どんどん読み込める。
人を動かす。というよりは、気持ちがうまく伝わらないという時に、どういう時に伝えるのか。とか、どういう方法で伝えるのか。とか、誰に伝えるのかといった、ことを説明し、その結果、自分の行動に対して、人が動かされる。
気持ちはあるが、うまく伝えられない。といった人に、手段を教えてくれている。というふうに、感じた。
終盤では、夫婦関係について書かれている。リコカツなどという言葉まで出てきたこの頃。離れることより、続けて幸せになる方法を、考えた方が良いと思った。
Posted by ブクログ
・相手を褒める
・プライドを傷つけない
・相手の自尊心を満たす、勝ちを譲る
・命令じゃなく提案する
・配偶者にも普通の人のように気を遣って接する 等
人と接する上で大切に(注意)すべきことが書いてあった。
頭では理解しても、自然と実践できるのはまだまだ先の話になりそう…