あらすじ
伯爵家の長女・クロエ・ブラウエルは義母と折り合いが悪く、婚約者のエミール・コーレインともうまくいっていない。そんな中、招待された仮面舞踏会で義妹のベアトリスがエミールとキスをしているところを目撃してしまう。ベンチに座り泣かないように堪えていると、真っ白な仮面を被った誰とも知れない男性がクロエにハンカチを渡し、去って行った…。数日後、ベアトリスにエミールを奪われる形で婚約破棄を言い渡されたクロエ。そしてクロエの新たな婚約者は『ビュルシンクの悪魔』と名高いフリードリヒ・ビュルシンクだと告げられ…!?
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すてきなお話でした。
作者さん買いです。優しいお話でした。格好いいスーパーヒーローがヒロインを助ける、というお話ではありませんでしたが読んだ後、胸がジーンとしました。
匿名
読後感の良い作品でした
嫌悪する場面が全くありませんでした。ヒーローが不遇な生い立ちでヒロインと出会ってから愛を知り、閨の知識が全くなく執事からの本で勉強して挑むという初々しいのも良いです。ヒロインの元婚約者に嫉妬する様子も凄く好みです。顔が美形ではなくコワモテなのも好みでした。ヒーローに懸想する女性が出ないし、ヒロインに貞操の危機がなかったし、また、義妹は悪役が多いのですがこの作品の義妹は良い人だったのも良かったです。ヒーロー、ヒロイン共に好感も持てました。また読もうと思います。
がんばれコミュ障！
はじめはクロエとともに、コミュ障の伯爵にヤキモキしたけど、そのコミュ障っぷりに思わず笑わせてもらった。一方で、彼の過去に涙したり。おもしろい作品でした。
優しさいっぱい
あふれてました、優しさがたくさん。
拙い2人にドキドキもしたし、本当の家族には残念な気持ちでいっぱいになったけど。
家族の思いやお屋敷の皆さんの思いも優しさでいっぱいでした。
人見知り
良かったです。
伯爵さま、コミュ障なんていう軽い言葉で表現しきれないくらい重い過去持ちだったけど、ヒロインと二人で乗りこえるために努力する姿が健気で応援したくなりました。
伯爵家の使用人たちもいい人ばかりで、ほっこりしました。
いろんな意味で意表を突かれましたｗ
タイトルからヒーローがコミュ障とわかっているので、結婚式のくだりも安心して読めたのですが、二人が寄り添って少しずつ前進していくのがとても良かったです。
二人とも親の態度で辛い環境に置かれていたので、これからはずっと幸せいっぱいでいてほしいです。
それから義妹は思いがけずいいキャラでした！
人間味溢れるヒーロー
ここまで人見知りのヒーローって今までいなかったよね⁈と言うくらい、ヒーローは本当に対人恐怖症。でもそれにはそうなってしまう理由がちゃんとあって、それを理解して寄り添ってあげてるヒロインが素敵だった。ヒロインの助けもあり、努力して克服していくヒーローは、今までのTLによくあるキラキラ王子様やオレ様騎士とは違うけど(それはそれで好きだけどね)、人間味に溢れてて良かったなー。あと、義理妹のキャラが何気にビックリ！そういうオチですか⁈と良い意味で裏切られたなー。
