あらすじ
「一球たりとも根拠のないサインは出しません」「僕のピッチングスタイルは“自然の力”を借りたもの」「毎晩、頭の中でイメージング」「力が入らない楽なポイントが分かれば、無意識の意識が生まれる」「マウンドには、人を殺しに行くという感じ」……松坂大輔/城島健司/松中信彦/和田毅/宮本慎也/和田一浩/五十嵐亮太/豊田清……自分の感覚を言語化できる、8選手への珠玉のインタビュー集。
◎「脳の叡智が地球と交わる時、選手の身体に野球の神様が降臨する。」<茂木健一郎>
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
アスリートはみんな頭いいですよ。じゃなきゃ、アスリートになれないですもん。考えなくちゃ、あんなパフォーマンスだせませんって。
にしても、宮本さんのシャドウ・フィールディングに感服!あの守備はこうして生まれたのね…。
Posted by ブクログ
松坂も、和田も、五十嵐も、豊田も。
そして松中も城島も宮本も。この本に出てくる選手たちは皆、試合の場面で最大のパフォーマンスを出すために、限りなく可能な限りの準備を尽くす。
話すことは、投手もいれば捕手もいるし、右打者左打者、速球派色々いるからそれぞれ違うのだが、まず例外なく準備の話が出てくる。
自分は全然、自分の仕事の世界でも一流ではないが、準備の大切さはそれなりにわかっているつもりだったから、
彼らが準備に対して向けている時間、いや大袈裟に言えば人生をすごく大切にしていると分かってなんだか嬉しかった。
Posted by ブクログ
2004年にプロ野球選手の中で[森羅万象を一般人には理解不能なところまでキャッチでき、しかもそれを誰にでも分かるように表現できる人」として、松坂大輔・城島健司・松中信彦・和田毅・宮本慎也・和田一浩・五十嵐亮太・豊田清の8選手にインタビューした本です。体のコントロールはもちろんですが、驚かされるのは、イメージトレーニングの重要性と感覚の重要性です。彼らは一様に試合のイメージトレーニングをしており、データよりも現場の感触を大事にしています。常人では到底到達しえない高みに達した彼らが、まさに一球一打に魂を込める真摯な姿が見られまる珠玉の一冊です。
Posted by ブクログ
プロ野球選手への取材。
人数は多くないですが、深く掘り下げています。
その選手は何ができるからスゴイと言われるのか。
一人一人がどのようにここまで来てどのような苦労をし、どのように克服したか。
読み応えがあって面白い。
特に城島選手の話はプロ野球の奥の深さというか、感じました。
ただ、単行本が出たのも昔なので少し古いです。
しかしそれを差し引いても十分楽しめます。