あらすじ
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真面目に働いてりゃ、悩んで当然
自分のこと、家族のこと、友人、恋愛、仕事、将来--
とはいえ、ひと言で「悩みごと」と言っても千差万別。
本著では悩みを抱えている人の特徴と傾向を16種類の動物になぞらえて、相談事を分類し、悩みごとへの向き合い方や解決方法をご紹介します。
だれかのお悩みが、あなたの悩みを解決するヒントになりますように。
『女のお悩み動物園』で暮らす動物たちは、以下の16種類。
●王子様の登場を待ちわびるラクダさん
●ガーガー騒いで醜くなった残念なアヒルさん
●人を信用しすぎてしまう不用心なヒツジさん
●冷静に状況を見極めるフクロウさん
●親離れできない世間知らずのカンガルーさん
●立派な爪をずっと隠したままのタカさん
●忠犬ハチ公のようにご主人を待つイヌさん
●環境の変化にスルリと慣れるヒョウさん
●理解を超えた人を叩きのめすヤマアラシさん
●意思表示が怖くて声を上げないウサギさん
●自立心旺盛で人たらしなネコさん
●みんなの陽だまり、穏やかなカピパラさん
●期待に応えたくて弱音を吐けないトラさん
●野心とポテンシャルを秘めたユニコーンさん
●立場の違いでぶつかるトリさん
●美しくしなやかに群れるイルカさん
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このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
こちらは20代後半から40前後くらいまでの女性向けかなと思います。なのでさらっと読み。
そのくらいの年代の女性が主に悩んでいることについて、性格を動物になぞらえて分類してお答えしていくという人生相談スタイルです。
挿絵や動物キャラの造形(動物をアタマに乗せた女性キャラ)も面白くスイスイ読めます。たぶんその年代の方にはすごく刺さる話題ばかりでしょう。
本書の締めで、本書の中に出てきた悩みの中には個人の悩みというよりも社会問題だとすーさんが言っているものが結構あり、確かにそうだなと私も同感。社会問題であることによる「壁」にぶつかって解決できなかったりどうにもできなかったりすることは本当にたくさんあると思います。
その当事者は自分個人の悩み事として考えているけれども本来は社会問題なのだと気付けるのは、スーさんもその悩みにぶつかりなんとか乗り越えたり迂回したり逃げたり別のルートを取ったりした経験と、年齢を経たからということもあるように思います。なので
自分も「そういうことで悩んでいたな」と思う悩みが本書にはかなりありましたし、乗り越えられなかったこともたくさんありました。
ジェーン・スーさんが面白くて続けて手に取ったのですが本書は私は対象ではなかった。もうそういうところは通り越してしまってた(笑)
しかし必要な人には、とても勇気づけられる一冊なのではないでしょうか。