【感想・ネタバレ】鵜頭川村事件のレビュー

あらすじ

3年ぶりに帰った故郷は、狂気に満ちていた
父と娘は、閉ざされた狂気の村から逃げられるか

墓参りのため、亡き妻の故郷・鵜頭川村を三年ぶりに訪れた岩森明とその娘。
突然、豪雨にみまわれ、山間の小さな村は土砂崩れで孤立。
そして、若者の死体が発見された。
犯人は村人か、それとも――。

降りしきる雨の中、父と幼い娘は暴動と狂乱に陥った村から脱出できるのか。
血と恐怖のパニック・サスペンス!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

昭和50年代の閉ざされた村のお話。
閉ざされた村が、更に水害によって物理的にも閉ざされ、普段不遇にされている者たちが、報復に出る。 人間の怖さ、群れになると残忍さ、自己が無くなる心理描写がよく書かれている。
また、学生運動の一片も出てきて、どんなものかよく知らなかったけれど、雰囲気が伝わってきた。
熱に浮かされ、半ばカルト的な雰囲気だった。

0
2024年05月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

古い価値観がはびこっていた時代、とはいえ、狂ってます!!

描写が生々しくて、おぞましいです。最後の対決シーンは斜め読み…。

まさにパニックサスペンスでした。

0
2025年07月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

村がどんどん狂気的になっていくパニック系で面白かった。この方は人間の心に生まれた闇が少しづつ育っていく様を表現するのがすごく上手い。森で隠れながら逃げている時には私も登場人物たちの最後尾にいる気持ちでドキドキした。
途中まですごく面白かったので終わりだけもう少し丁寧だともっと良かったなー。少し物足りない感じがした。

0
2024年05月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

例え、田舎でなくても孤立する状況が
生まれた時に、人の中に「エイキチ」は
出現するのでしょう。
あぁ本当にヒトが一番怖い。


村の陰湿で閉鎖的、根強い男尊女卑
村民の詳細が長々と描かれる理由が
後に判明していくけれど
犯行動機にもう少しインパクト欲しかったかなぁ。

0
2024年02月13日

「小説」ランキング