【感想・ネタバレ】英語原典で読む現代経済学のレビュー

あらすじ

英語力を鍛えつつ、経済学を究める

◆英語力×経済学=教養!◆
一昔前までは、どこの大学にも原書講読の授業があり、しかもそれは全体のカリキュラムのなかでもかなり重要な位置を占めていた。そこでは、サムエルソンの教科書やケインズ『一般理論』、ヒックス『価値と資本』などを原典で読むことが推奨されていた。もちろん、現在でも、原書講読に当たる授業はある。しかし、その比重は、語学教育が「聞く」「話す」方向へシフトしていった時代の流れを反映して、ずいぶん落ちてきた。
他方、大学生やビジネスパーソンのあいだで往年の受験参考書、原仙作『英文標準問題精講』(中原道喜補訂、旺文社、初版1933年)が人気を集めているという。「使えるエイゴ、話せるエイゴ」に回収されない英語熱はいまだに、いやかえって強まっている。
こうした要請に応えるのが本書といえる。本書は、英語力を鍛えながら、経済学を学ぶという、大学の原書講読を書籍化したものである。古典派からケインズ革命を扱った第一弾に続き、ハイエク、ポランニー、シュンペーター、サムエルソン、フリードマン、ガルブレイスらの文章を味わう。英語原典で触れることで、読者は奥深い社会科学の森に足を踏み入れる。知的刺激を覚醒させる一冊。

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Posted by ブクログ

経済学古典を英語原典で読むシリーズの二冊目
ケインズ革命以降が対象であり、各学派、各学者の思想の違いが際立つ時代と本の構成になっている

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2023年10月07日

Posted by ブクログ

20210415-0723 「英語力を鍛えつつ、経済学を究める!」との帯の言葉通り、経済学史をかじったことのあるものならよく聞くフレーズや名前を知ってはいても原典に当たったことのない学者の「生の」文章に触れられるのはとてもありがたい。根井先生の厳しくも暖かいk鳥羽が端々にあるので、何か月もかかったけどやっと一通り読めました。後、白水社の先生の連載はなんと!毎回先生のご講義動画付き!!とてもありがたく、ちっともはかどらないなんちゃって経済学徒ではありますが(しかも調査部門から離れて数年たってはいますが)ちょこちょこ見ていこうと思います。

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2021年07月25日

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