【感想・ネタバレ】ブラック霞が関(新潮新書)のレビュー

あらすじ

朝七時、仕事開始。二七時二〇分、退庁。ブラック労働は今や霞が関の標準だ。相次ぐ休職や退職、採用難が官僚たちをさらに追いつめる。国会対応のための不毛な残業、乱立する会議、煩雑な手続き、旧態依然の「紙文化」……この負のスパイラルを止めなければ、最終的に被害を受けるのは国家、国民だ。官僚が本当に能力を発揮できるようにするにはどうすればいいのか。元厚生労働省キャリアが具体策を提言する。

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意外にポジティブ

タイトルからもっとネガティブな告発系の内容を想像していたが、著者の前向きな姿勢に惹かれるものがあった。
もともと実名でブログも書いていたようだが、やはりこういう形で出版するのは退官した後でないと厳しいものがあるだろう。
役所が時代遅れの古い体質ということはわかっていたが、あらためてどのような働き方をしているかを文字で読むと驚きを通り越してあきれてしまう内容。
背景には、新しいものを受け入れられない上位層、政治家や幹部職があるようだが、これは変われないダメな組織の典型例と感じた。
当然、離職も増えるし、就職者も減少する。
サービス残業とハラスメントが横行する昭和職場に好んでくる若者などごく少数。
大丈夫なのだろうか、この国は。
まずは、有権者が選挙で政治家をしっかり選ぶこと、一部くだらないマスコミの情報に踊らされないこと、自分の暮らしに関係する行政を知ることからかな。
政治、行政、働き方について考えるよいきっかけをいただきました。

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2020年12月27日

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