【感想・ネタバレ】明治ロマン政略婚姻譚のレビュー

あらすじ

時は明治。没落華族の令嬢のあやは、妾の子である故に、虐げられて育った。急死した姉の身代わりとして、紡績会社の御曹司・行基と政略結婚することに。麗しい容姿と権力を持つ完璧な行基。自分など釣り合うわけがない、と形だけの結婚として受け入れる。しかし、行基はあやを女性として扱い、宝物のように大切にした。あやにとって、そんな風に愛されるのは生まれて初めての経験だった。愛のない結婚のはずが、彼の傍にいるだけでこの上ない幸せを感じるようになり…。孤独だった少女が愛される喜びを知る、明治シンデレラ物語。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

妾腹のあやは、女中として子爵一橋家で暮らしている。
見栄っ張りの父親の借金のため、紡績会社の御曹司・行基と姉の初子に政略結婚の話が。
ところが結婚目前に初子が急死。
醜聞を打ち消すために初子の代わりにあやが行基へ嫁ぐことになる。
愛のない結婚のはずが、優しく誠実にあやを大切にする彼のためと奮闘するあや。
冷たく蔑む言葉を投げつける秘書、近所に住む行基の幼なじみ、あやは幸せになれるのか。

いろいろとツッコミどころはあるものの、あやの頑張りが周囲を驚かすのが痛快。
前向きで明るい主人公なので、読んでいて暗くならないのも良かった。

0
2021年01月31日

「女性向けライトノベル」ランキング