あらすじ
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良いものを選んで、大切に長く使う暮らし
毎日の暮らしを営むための日用道具。
自宅にいる時間が長くなっている今だからこそ
使っていて気持ちが良いものを選びたい。
私たちの暮らしを形作る、さまざまなモノやコト。
自分で選んだものは、日々の暮らしをより豊かにしてくれます。
「暮らしの図鑑」シリーズは、本当にいいものをとり入れ、
自分らしい暮らしを送りたい人に向けた本です。
この本のテーマは「民藝と手仕事」。
民藝の精神に基づいて作られた暮らしの道具や、
各地に伝わる郷土玩具をその背景とともにご紹介します。
また、つなぎ手の方々にお聞きした楽しみ方や考え方、
最低限知っておきたい民藝の基礎知識も解説。
さらに作り手の方や産地を知ることができる
旅のコラムも掲載しています。
イラストは雑誌やWebで活躍する人気イラストレーター
勝山八千代さんの描き下ろし。
グラフィカルに日本の手仕事をご紹介します。
竹、山葡萄、あけび、マタタビ、イタヤカエデ。
さまざまな植物や土、ウールや木綿といった天然素材。
コンビニ袋が有料になって、暮らしが急速に変化していく今、
自然素材でできた日本の手仕事を選んでみませんか。
あなたのモノ選びの理由となる、道具の背景が詰まった1冊です。
■監修者紹介■
松野屋 松野 弘 さん
コハルアン はるやまひろたか さん
くらしの知恵と道具 jokogumo 小池梨江さん
山響屋 瀬川信太郎さん
器の店 Yuyujinさん
Nowvillage 今村香織さん
北土舎さん
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
出西窯や白岩焼の青さがとても良いので欲しくなってくるし、実際にその土地に行ってみたくなる。盛岡の光原社や九州の小鹿田や小石原にも行きたい。河井寛次郎記念館は良かったので濱田庄司記念益子参考館にも行きたい。
という感じで行きたいところがとても増えた一冊だった。
民藝の基礎や用語集、代表的な人物についても記載されているのでそういうところも良い。
Posted by ブクログ
この1年、手作業についてずっと考え、とあるものを作り続けました。
平行して関連図書を読み漁っていて気づいたのが、現代の技巧の本はあまり存在しないということ。
民藝の本はたくさんあるけど、情報がアップデートされた本はあまりないなあと思っていたところで、この本と出会いました。
読み終わってから、荒物屋さんに行きたくてしょうがなくなりましたw
いつか九州に帰省したら、久しぶりに小鹿田に行きたくなりました。
音がいいんだよなあ。唐臼の音が。
Posted by ブクログ
あー民藝って愛おしい。昔の人が美しさも兼ね備えて実用的に作ったものというのは、とっても愛おしくて素敵で今でも慕われていて素晴らしい。
100均や大量生産の器より窯元とかで実際に見て買ったお皿を使いたいし、山葡萄の籠で買い物してみたいし、割烹着とか着て料理してみたい。
Posted by ブクログ
柳宗悦により提唱された民藝運動。
衣食住のカテゴリーで簡潔に紹介されている日本各地の素晴らしい民藝品。
河井寛次郎、濱田庄司、バーナード・リーチなどの偉大な方々の功績。
そもそも民藝って?
ためになる情報も盛りだくさんな1冊です。
Posted by ブクログ
民藝とは何かというコラムが読みたくて読みました。
いくつかの雑貨店のおすすめの民芸品が写真とともに掲載されていて、眺めるだけでも楽しい。
ひとつひとつの解説については決して多くないので詳しいことを知りたい人には不向きですが、入門編としてとても良いと感じました。
特に「民藝とは何か」「どう選ぶと良いか」などは興味を持ったけれど・・・と思っている人には納得感のあるコラムかと思います。
このほかにもシリーズがあるようなので他のも読んでみたいと思います。
Posted by ブクログ
これからは大量生産品ではなく、できる限り中量生産または手しごとのものを選んで、長く使い、自分のモノにしていく過程も楽しみたいな。
人の心が感じられるものに囲まれて、毎日を心地よく生きたい。
バーナード・リーチってちらほら名前を目にするけど、一体誰やねんと思っていたんだけども、民藝運動の主要人物だったんですねえ…勉強になった。
いつかほしいなと思ったもの
・浄法寺塗のお椀
・イタヤ細工のカゴ
ちなみに棕櫚の箒は見た目も可愛いし掃きやすいし、買ってから5年以上経った今でも使い勝手がよくてとてもおすすめです。
玄関にしまってるけど、この本を呼んだら壁にフック付けて見せて収納しようかなって思った。
Posted by ブクログ
民藝品は歳を重ねるにつれ、徐々に良さがしみてきた。
大館曲げわっぱをを10年ほど愛用しているが、使えば使うほど味わい深くなり、今となってはもう他のお弁当箱には変えられない。
時間が経てば経つほどよくなっていく、それが民藝品の素晴らしさだろう。
人間とは特定の何かを指すのではなく、物の見方、考え方である…と言うことを初めて知った。
「暮らしの中に健全で美しいものを見出して、自分らしく豊かに暮らす」自分の美意識でものを選び日々を豊かに暮らすためのきっかけとなってくれるものが民藝なのかもしれない。
19世紀後半、イギリス人の思想家でありデザイナーでもあった、ウィリアム・モリスによって提唱された運動が「アーツ・アンド・クラフツ運動」である。
産業革命により手仕事のものから大量生産品へ取って変わった時代、中世の手仕事を取り戻す運動を起こしたもの。美しいものに囲まれ、労働に喜びを見いだすことができる社会を目指した。
【気になった民藝品】
○秋田の星耕硝子
○福島県会津若松の会津漆器
○岩手県久慈市の小久慈焼き
○岩手県二戸市の浄法寺(じょうぼうじ)塗
○山葡萄のかご
○岩手県一戸町の篠竹細工(市場かごがとにかく軽くて丈夫)
【行きたい民芸店】
○岩手県盛岡市、光原社
○岩手県盛岡市、森九商店(通称「ござ九」)