あらすじ
不思議な翠(みどり)の瞳を持ち、学者でさえ解読できない古文書を「読む」ことができるレスティリア。優しい館長のいる図書館で、幼なじみのバラノスと、喧嘩をしながらも穏やかに暮らしていた。しかしある日、戦争が起こる。国中が混乱する中で、異国の将軍・リクニスと出会ったことで、レスティリアは自分の瞳が持つ力と、その意味に気づいてしまい…? 伝説をめぐるクラシックファンタジー開幕。
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Posted by ブクログ
誰もが解読できない「大王の古文書」を読むことのできる女の子レスティリアと幼なじみのバラノス、将軍リクニスの話です。
レスティリアですが、しきりに男の子に間違われることがあると書かれている割に、イラストの絵がかわいすぎて、全然男の子に見えません。話す言葉もそこまで無理に男の子言葉使わなくていいのにって感じで、ちょっとレスティリアに違和感を感じちゃいました。
また、最初は幼なじみのバラノスとくっつくのかと思いきや、途中で将軍リクニスの方が気になってくる主人公・・・・。そりゃ、バラノスもいい気はしないよねー。とんびにあぶらげって感じで。
バラノスに同情しつつも、話が進むにつれて、彼のスーパーマンぶりに目が点に。
どこから出して来たのか、眠り薬をレスティリアに一服盛り、眠らせた状態で野営地から脱出して、馬に乗せるなんてのもできるし、オオカミ連れて、東王を襲ったり。
しかも、右目を包帯で隠しているのはなんで?って思ってたら、そっちにはキズとともに、レスティリアと同じ翠の目があり、彼も「大王の古文書」を読むことができたという設定。
うーん、スゴイです。
レスティリアが西王の娘というのはなんとなく予想はできてましたけど、バラノスが東王の息子っていうのはちょっと予想外でしたね。
対するリクニスは、できる男って感じで、レスティリアに好意はもってそうですが、なにぶん、男の子に間違われるほどの彼女とはなかなか甘い関係にはならないですね。
歌を歌って相手の目を見たら、その相手が見てきた過去が見えるってことで、最後にレスティリアがリクニスの目から、自分に対する感情を見てしまったみたいですが、ここで終わるとちょっともやもやします。