あらすじ
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外国語を愛する 外国語に苦しむ すべての人に
白水社の月刊誌「ふらんす」で2020年9月現在も続く、漫画家じゃんぽ?る西さんとフランス人ジャーナリスト西村カリンさんによる人気夫婦連載がいよいよ単行本となる。じゃんぽ?る西さんは、パリ三部作(『パリ愛してるぜ?』『パリが呼んでいる』『かかってこいパリ』)や子育てコミックエッセイ『モンプチ』(全3冊)、また妻であるカリン氏を描いた『わたしはカレン、日本に恋したフランス人』などで知られ、フランスとは縁があるものの、フランス語はいまだに苦手。一方、日本在住20年、長年AFP(フランス通信社)で記者を務め、現在はリベラシオン紙やラジオ・フランスの特派員として活躍する妻のカリンさんは、「日経新聞」で日本語を身につけたという国際ジャーナリスト。ふたりは「言語」をキーワードに、日仏の文化のあいだで成長する子どもたちをそれぞれの視点で観察し、また映画の字幕問題、オリンピックとフランス語、セクハラなどの文化・社会ネタや、大統領選、ジレ・ジョーヌ、カルロス・ゴーンなどの政治・時事ネタを日仏両面から切り込む。日仏夫婦が漫画とコラムでつづった異文化・外国語教育・子育ての悲喜こもごもを、ぜひご堪能あれ!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
漫画家のじゃんぽ〜る西さんとジャーナリストのカリンさんの共著。フランス語や日仏の異文化、子育てなどについて漫画とコラムでつづっています。
この夫婦のファンなので予約して購入しました。
なんといっても、白水社から出ているのです!
遥か昔に仏文科の学生だった私にとっては、教科書の会社!
内容はもちろんおもしろく、勉強にもなり、またフランス語の勉強をしてみようかなという気になりました。
育児中の身としては、やはり子育てに関する内容が興味深かった。とくに言葉を覚えていく様子には感心させられました。
その他
・これまでに出ている漫画とかぶる内容がそこそこあった(早く新しい内容が読みたい)
・漫画のなかで、カレンさんと表記されてたのはカリンさんでいいのでは
・著名人の似顔絵がいちいち似ている
Posted by ブクログ
雑誌「ふらんす」で連載されていた漫画家のじゃんぽ~る西さんと妻のカリンさんによる漫画とコラムを一冊にまとめた本。
抜群に絵がうまい上に、物事の切り取り方がユニークな西さんの漫画、フランス人でジャーナリストのカリンさんならでは視点から書き出されるコラムがフランス語を勉強している人にも、そうじゃない人にもとても勉強になります。
特に印象に残ったのは、
・フランス男子のヒゲ事情(ただし2014年の話なので、現在は事情が異なっているかも知れません)
フランス人は個人主義だなんだと言われても、やっぱりファッションに関して右ならえ的なものがあるんだな、と面白かった。
・カリンさんの日本語勉強方法。日経新聞で勉強されたので、ボキャブラリーに偏りがあるそう。しかし、選んだ記事を精読し、暗記するというその勉強方法自体は参考になると思ったので、語学学習者は是非読んでほしい。
・2015年に起きたフランステロ事件いついて、「追悼する」にふさわしいフランス語は?fêter ? célébrer ? commémorer !詳しい解説は本書の中で。
・フランス語の男性名詞、女性名詞のお話。まぁいわれてみたら女性名詞は男性名詞より不当に扱われている気がしなくもないけど(例:男性1人+女性複数を「彼ら」とする場合の主語はils と男性複数形になる)、もう今更これを平等にしようとするすんご~くややこしくなるし、フランス語の美しさやリズム感みたいなものも失われる気がするので、私もカリンさんと同じく反対です…。
そのほか映画に出てくるセリフや日本とフランスで卒業式や入学式に対する意識が全く異なることなど、言語だけでなく、文化的にも興味深いこと盛りだくさんの一冊です。
Posted by ブクログ
フランス語の勉強のモチベーションアップに。
閉店予定の欧明社で買いました。
フランスと、フランス語にまつわる大小さまざまなエピソードがおもしろく、私もカリンさんのように努力を重ねて言語を上達させたいと思い、またじゃんぽ〜るさんのように物事をおもしろく捉える心を持ちたいと思いました。
環境の整った息子くんたちがうらやましい。
Posted by ブクログ
やっぱりこの夫婦の本は面白い。
日本人の漫画家・じゃんぽ〜る西氏と、フランス人ジャーナリストの妻・カリン氏の共作。
見開き左は漫画で、右は文章で同じテーマを語っているのだが、どちらのお話も尖った切り口で興味深い。
じゃんぽ〜る氏のくすりと笑えるお話も、カリン氏の理路整然としたお話も楽しめるなんてお得な感じ。
内容も、政治・経済や日常話、言語学的学びや現在の流行(連載当時)についてなど様々。
学生時代世界史で学んだくらいしか知識がない自分にとって現代のフランスは未知の世界。
髭がスタンダートだったり、内閣が恋愛スキャンダルにまみれていたり、赤ちゃんに対する独特の呼び名だったりはまーったく知らない!
世界って自分の中だけの常識じゃ計り知れないよなぁ、とつくづく思う。
知識しかり、現地に行って見聞きするしかり、自分の常識をアップデートする必要があるな、とこういった本を読むといつも考えてしまう。
少なくとも国家間の文化の違いを面白いと思うことで、この世界をまた好きになれた。
どんどん知識を増やして、いつか世界を旅してみたいと思う今日この頃である。
余談ではあるが、西氏の漫画、字がめちゃくちゃ読みやすい。自筆なのかな?見習いたい。(フォントだったらごめんなさい)
そして人物画がとても特徴を捉えている!
カルロス・ゴーン氏とかそっくりだった。
Posted by ブクログ
じゃんぽ〜る西さんのコミックエッセイをいつも楽しみに拝読している。今回も日本とフランスの文化の違いや、幼児がどのように言語を取得するかということなどがわかりやすく楽しく理解できた。フランス人が必ず食事の最後にデザートを食べるわけ、イイ男には不精髭がマスト、学校行事の違いなど、とっても興味深かった。
Posted by ブクログ
これは前もちょこっと読んだことがある気がする。じゃんぽ~る西さんだけでなく、奥さんであるカリン西村さんのコラムもセットの作品。月刊誌『ふらんす』で連載されてたものだそうで、フランス語とか文化にもちょっと触れられる。七央君が言葉を覚えていくというか、使えるようになる過程は本当に興味深い。赤ちゃんてすごいなー。私は英語すら喋れないし、今のとこ興味も持っていない。国際化に全く無頓着なのだ。
Posted by ブクログ
言語の違いに元々興味があります。
ずっと英語を勉強していますが、未だに喋れない。言語って、本当に理不尽ですね。
でも言語を学ぶと、その国の方々の考えがわかって面白い!
Posted by ブクログ
フランスについてのコミックエッセイを描く日本人の夫と、フランス語の翻訳と特派員をしている妻。お二人が雑誌「ふらんす」に連載した漫画とエッセイ。
結婚後、日本で暮らすお二人に長男、そして次男が生まれる。フランス語が話せない夫のもと、家庭でフランス語を話すのは妻だけという中で、息子たちはどう成長していくのだろうか。日仏の文化の違いや、言語学的な違いなど楽しく読ませる。
Posted by ブクログ
フランス語を少しでも囓っていればなぁ~漫画:日本人夫・エッセイ:フランス人ジャーナリストの共作~日本語の部分も日本人が書いているような印象を持ってしまう。フランス語を読めないので、カタカナでも書いてくれると嬉しいんですが。お子さん二人が可愛いですね。失礼ながら、お二人とも結構な年齢、子育ては大変でしょうね