あらすじ
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遺跡や街に見られる防犯の知恵を結集!
世界92か国の遺跡や街並みを徹底分析した、世界初のオールカラー「防犯写真集」。「地域安全マップづくり運動」で日本人の防犯力アップを進める立正大学 小宮信夫教授。犯罪学者の著者が提唱する世界標準の「犯罪機会論」は、「犯罪は犯行の動機があるだけでは起こらず、動機を抱えた人が犯罪の機会(チャンス)に出合ったときに初めて起こる」というもの。そこで、機会をうかがう犯罪者が「心理的・物理的に犯罪をやりにくい条件とは」という目線で、世界遺産、住宅や道路、学校や公園、駅やトイレなどを調査。著者自らカメラ片手に、7年間世界を駆け巡り撮影した「安全な景色」の美しい写真とともに、「被害を防ぐ具体的方法」を徹底解説します。はるか昔、「敵から身を守るには、城や都市をどう築くべきか」という決死の思いで絞り出された知恵と工夫には、思わずハッとさせられます。現代建築や地域安全のテキストとしてはもちろん、行き先々で安全に過ごすための「旅の友」としてもお勧めの一冊。また、歴史やアート、映画や小説の「もう一つの楽しみ方」も教えてくれます。さらに、社会安全の向上に尽くしてきた、国松孝次・元警察庁長官の推薦文も必読です。
※この作品はオールカラーです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
犯罪機械論のモデルとなるような場所の写真集
日本では「犯罪原因論」が主流で事故が起きた後のクライシスマネジメントであるが、リスクマネジメントとして犯罪を予防しようという「犯罪機械論」に基づく建築物等の解説
見えずらい、入りやすい場所をいかに減らすか、それによって確実に効果が現れる
なお、世界各地に旅行に行ってみたい気になる
Posted by ブクログ
2018/4/21
世界の建物の写真が豊富で、旅行したくなるような本だった。
防犯への意識を高めるためにもこういった視覚的なものはいいと思う。
ただ、具体的に取り入れるにはいろいろハードルもありそう。
いかに入りにくく見えやすいところにするか。
お家を建てる時とかにも参考になるかも。
Posted by ブクログ
防犯や防衛、犯罪抑止などを考えた建築や構造を紹介した本。
明確な目的を持ち紹介された建築の面白さに目を奪われる。素晴らしい。
ただ、2017年発刊なのに江戸しぐさのようなデマを平然と書かれる著者の見識は如何かと思う。