【感想・ネタバレ】踏み跡にたたずんでのレビュー

あらすじ

土地と人々の記憶が紡ぐ珠玉の物語
芥川賞作家が放つ待望の傑作掌編小説集
少年と神様の出会いを描いた「掩体壕」、戦争の記憶がよみがえる「赤い波」、伝説と現実が交錯する「磨崖仏」、山での不思議な出会いを描いた「幻のホダ場」 。夢か現か幻か......。なつかしくて不可思議。心をざわつかせる36編。

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Posted by ブクログ

水面に一滴の水を落として生じる水紋のような物語。

ある場所、土地と人、著者の一時の交わりを写しとったような、その一時を秘密裏に見せてもらったような気持ちになる。

何か明確な答えがあって終わるのではなく、何か吸い込まれるような形で、一つの話が閉じる。

スッキリはしない。
不思議な静けさの中に落ちていく感覚で、一つの物語を読み終える。

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2020年09月12日

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