【感想・ネタバレ】日本警察の解剖のレビュー

あらすじ

盗聴事件や警察官の犯罪で揺らぐ聖域の全貌。なぜ「21面相」は捕まらないのか? 警察幹部の相次ぐ政界進出は何を意味するのか? 世界でも第一級だといわれながら、不祥事が続出しているのはなぜか? 姿を見せない公安警察の水面下の闘いやVIPを守るSPの活動を描きながら、いま警察に何が起きているのか、どんな人間が警察を動かしているのかを鋭く追及する。30年余も取材し続けてきた日本一の「警察ウォッチャー」が揺らぐ聖城を解剖した話題の作品。

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Posted by ブクログ

本書は新聞記者として警察の取材を続けてきた著者による警察を解剖した話題の本である。昭和63年に文庫版が刊行されている。
なんと22年前ですよ。当時の文庫本は字も小さくぎっしりです。
ソ連、赤軍、かい人21面相など時代を感じさせますが内容は20年を経ても全然色褪せていません。当時の課題(北朝鮮、警察不祥事、未解決事件の増加、キャリア制など)が今以て解決されていない事がわかります。
収穫があったのは、ある内部告発者の話です。私が読んだある本では勇気ある人という視点でしたが、本書によると悪評高い変人として書かれています。改めてものの見方には色々な視点がある事を感じました。

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2012年01月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ユーズドブックから適当に手に取った本。
警察小説が好きなので、実際の警察機構について、日本の警察に詳しい元記者が書いた本ということで読んでみた。
20年以上も前に書かれた本なので平成に入ってからの情報は無いが、意外と面白かった。紹介される人物についてはほとんど知らないわけだが、警察の裏側についてよく分かる本。グリコ森永事件での警察の内情や、70年代の安保闘争などでの公安警察など詳しく書かれていた。

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2011年12月10日

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