【感想・ネタバレ】透きとおった糸をのばしてのレビュー

あらすじ

女子3人、それぞれが抱える心の痛み。泣きたいくらいつらいのに、どうして泣けないんだろう? ――親友との関係に思い悩む、中学2年生の香緒(かお)。研究に熱中することで、なにかを忘れようとする、香緒のいとこで大学院生の知里(ちり)。一緒に住んでいた二人のもとに、知里の過去を知る、るう子が転がりこんでくる。奇妙な共同生活を送る中で、明らかになる三者三様の苦悩の正体とは? 第40回講談社児童文学新人賞受賞作品。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

再読。るう子ちゃんみたいな友だち(ここまでではないけど)いるかも。相談されたから話聞いてても、騒ぎたくて騒いでる感じ(もちろん、それだけではなくて本当に恋にのめり込んでいる部分もあるのだけれど)。そんな子でも時々会いたくなったり、一緒にいる時に楽しかったり。友だちっていつもいいとかじゃなくて、いい時と悪い時のグラデーションだよね。この子は合わないから遊ばない、で終わらせるのがもったいないと思わせてくれる本。自分の心の中にちくちくする部分があっても、それでもその子と会いたいという気持ちを肯定してくれる。ただ、中学生とはいえ、2人で告白しにいくのは意味わからん。1人で行け。

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2025年10月02日

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