あらすじ
ミーハーと呼ばれ、蔑すまれ差別を受けてきた立場のない人々に、措しみない愛情とその生涯を捧げた男がいた。彼こそ野田秀樹。生年月日不詳、性別不明、享年69歳。日本演劇界の重鎮として君臨し続け、惜しまれつつ憎まれつつ、他界。彼はつねにこう言っていた。「ミーハーに学ばねば世界は滅びる」と……。
一読三嘆、奇想天外のおもしろ本。劇団「夢の遊眠社」を率いて人気絶大、日本演劇界の重鎮、言葉の魔術師が贈る傑作エッセイ!
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Posted by ブクログ
どこに分類していいものか分からない本。
それが野田秀樹の本。
というか、野田秀樹の本という分類なんだと思う。
野田秀樹の本。
というのが、全体的な感想。
感想かどうかはこの際知ったこっちゃありませんが。
「ああ、野田さんはやっぱり分からない。」
という印象でしかない。
野田さんのこの魅力にとっ掴まるともぅ大変。
逃げられなくなりそうになる。
逃げたいけど逃げたら負けな気がして逃げられない。
むしろ逃げてたまるかという意地さえも出てくる。
あ、全ての人がそうとは限りませんけどね。
オビに書かれてる言葉の魔術師というのは頷けるけどもでも言葉の魔術師というよりもそうだな。
この人そのものが言語なんだと思う。(あ、なんかわたし良いこと言った気がするよ。)
なぜならば完璧に理解できないから。
言語の勉強を完璧にやろうとして全然上達しないのと一緒で、野田さんの言葉は理解しようとしても理解出来ない。
ちぐはぐでまるでペテンのようなでも芯をついてるような。
よく分からない。
書いてても良く分からない。
というかこんなに理解できない本を出してくれた講談社に感謝です。