あらすじ
現代社会を舞台にした乙女ゲームに転生し、悪役令嬢として日本経済再生を進める桂華院瑠奈のもとに、不穏な一報が届く。桂華グループの幹部が集う食事会で瑠奈の前に現れたのは、桂華商会大阪本社の天満橋満。大阪の会合で目立っていた天満橋を思い出す瑠奈に、グループ内部でお嬢様を下ろすクーデターが進んでいることを天満橋は進言する。
クーデターの鍵を握るのは樺太銀行とムーンライトファンドであることを知った瑠奈は、グループ内の組織統合を進め、藤堂と天満橋を要職に据えて事態の収束にあたらせる。しかし、クーデター勢力は本丸である瑠奈以外にも標的を定めており、不穏な動きはグループ内に蠢いていた。そんな中、成田空港に向かう臨時特別列車の中で、瑠奈がテロの標的になっているとの情報が届くのだった。
現代悪役令嬢による日本再生譚、成田空港のテロでお嬢様大ピンチ!な第6幕!
「北海道開拓銀行を買収するわ」
悪役令嬢による日本再生譚!
乙女ゲームの悪役令嬢・桂華院瑠奈に転生してしまった主人公。
舞台はバブル崩壊後の現代日本。
華族制度や財閥の生きている、現実とは少し異なる世界。
彼女は前世の知識を活かして破滅へと向かう自身や身内の立て直しを図る。
さらに破綻寸前に陥った銀行の買収をはじめ、様々な企業の救済に奔走。やがて大物政治家とも関わるようになり…
本作は悪役令嬢モノでありつつ、攻略対象のイケメンキャラそっちのけのガチ内政モノとなっています。
(イケメンキャラ達との日常シーンはちょいちょいあり。)
バブル崩壊後の史実をベースにしていることから、そのあたりの政治・経済ネタが分かる方にはニヤリとできる要素満載。
戦記モノ好きな方にもおすすめです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
うん。相変わらずスゴいぞ!
おわり。
じゃなくて、帯にある「テロ」が本命の話じゃ無いw
その前段と後始末の絵が大きすぎる!
そして、そのスゴかったの後に、さらにスゴい次回予告の台詞が来る!
お嬢様について行くしかないぜ!
むむぅ
『株価が…為替が…』
こんな風に呆然とする人が、当時の職場にも居ました。
周りは『いや、仕事しろよ』としか思いませんでしたが。
お嬢様の周りも物騒になってますね(-_-;)
Posted by ブクログ
首相との対立に敗北した故に実権を奪おうとするクーデターが進行していた。善意と悪意などが複雑に絡み合って対処に難儀。しかもテロに巻き込まれたり。多難だが嫌がらせをしたりと今後に期待出来る内容だったな。