あらすじ
危機と不安の時代――。「自分」とは? 「真の智」とは? 「運命」とは? 心眼を開き、生きた学問に励んでこそ、前途は見えてくる! 累計23万部を超えたロングセラーに、リーダーを志す若者たちへの貴重な講話、さらに安岡定子氏(公益財団法人郷学研修所・安岡正篤記念館理事長)所蔵の著者の遺墨を追加収録して、[増補新版]として刊行したものの電子書籍版! 歴代総理の指南役ともいわれた古今無双の碩学による不朽の書がいまここに! 幼少期より四書五経の素読を始め、『大学』などを全て暗誦し、10代ですでに陽明学も学んだといわれる著者の碩学ぶりが本書では遺憾なく発揮されている。『三国志』『菜根譚』『老子』『荘子』『論語』『孟子』『ファウスト』『史記』『中庸』『友情論』『徒然草』『碧巌録』『正法眼蔵随聞記』『易経』――。幾多の先賢によって遺された古典的名著に宿る叡智が、著者・安岡正篤の導きによって、さらなる光彩を放つ!
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Posted by ブクログ
人間の在り方について、染み渡るような言葉が綴られているが、これは何回でも読んで、自分の血肉にしていかなければならないと感じた。
それだけ自分も含めて人間はは欲深く、愚かであるから。
時々立ち止まって、読み返そう。
Posted by ブクログ
著者が著名な方とは知らないし、タイトルに多少心動いて読んでみた本。最初は「心」がどうのと似非科学のオカルトの本なのかと、半ば諦めながら読み進めると、思いの外、コンサバティブな意見で大いに同感。漢字についての解説など「目から鱗」なお話しで大いに興味をそそってくれた。ところが進むにつれて著者の得意分野であろう支那中国の古典が並び始めると、一気に読み進めなくなる。ただ、その中身は冒頭で感じるのと同じ、納得、盗みたくなるもの。もう少し漢文の素養と根気があれば、結構役立つ本になっていただろう。