【感想・ネタバレ】KAMINARIのレビュー

あらすじ

兄一(けいいち)の勤めるスーパー、デルソルの水産部門に入った新しいアルバイト・野並双太(のなみそうた)は、愛想がなく、誰とも打ち解けず、常に誰かの目を気にして、怯えているようだった。双太の正体を探ろうとしていた兄一と同僚の麻由美(まゆみ)は、ある日、奇妙な男に遭遇する。ごま塩頭を短く刈り上げた五、六十代の、奇妙な抑揚で話すその男は、次第に奇怪な本性をあらわしていった……

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

最東対地『KAMINARI』光文社文庫。

今一つのホラーみたいな感じの作品。設定や背景がアバウトなせいか、一生懸命描いているのだろう恐怖の描写も伝わって来なない。Twitterで誰かが推していたので、読んでみたが、ものの1時間あれば読めるような内容の薄い作品。

主人公の兄一が勤めるスーパーに新しく入って来たアルバイトの野並双太は愛想が無く、人付き合いも悪い不気味な男だった。兄一と同僚の麻由美が双太の正体を探ろうと後を追けると、汚い身なりの胡麻塩頭の奇妙な年輩男を見掛ける。その男こそ、恐怖のカミナリで、兄一と双太をどこまでも追い掛け、邪魔する者は暴力の餌食となる。

死者や重傷者が出ている割りに暴力描写が半端で拙い。結局のところ、カミナリは酒乱の暴力親父で、最後はあっさり警察に捕まる。蛇足のようなエピローグも今一つ。

本体価格640円
★★★

0
2020年08月12日

「小説」ランキング