あらすじ
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今年はじめて実をつけたどんぐりの木は、自慢のどんぐりを食べてもらうことを楽しみにしていました。ところが、どんぐりはまだ青かったため、一口食べたリスに「まずい」と言われてしまいます。そうとは知らず、どんぐりの木は自信をなくし、やがてどんぐりをつけなくなってしまったのです。数年がすぎたころ、1匹のリスがどんぐりの木に家を作ろうとやってきました。すると、どんぐりの木は「リスなんて嫌いだ」と、リスを穴から追い出してしまいます。それでも、このどんぐりの木を気に入っていたリスは、掃除をして、ペンキをぬって……せっせと素敵な家を完成させました。そんなある日、お客のリスたちが「この木はどんぐりをつけないし、つけてもまずいらしい」と言います。それを聞いたリスとどんぐりの木は……。長所も短所も、ありのままの姿を受け入れてくれるリスと出会い、どんぐりの木の心が変化していく様子を描いた心温まる絵本。 ※亀岡亜希子さんは、現在は「かめおかあきこ」として創作活動をしています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
固く閉ざしてしまっていた、どんぐりの木の気持ち。それを溶かしてしまうリスさんの真っ直ぐな想いが、とても素敵だなと思う。心の通い愛が、本当の能力を呼び覚ます、絵も綺麗だし心に残る絵本です。
Posted by ブクログ
若い頃に他人から言われた何気ない一言は、心に突き刺さって何年も引きずってしまうものなんだな~と実感。
そんなどんぐりの木のもとにやってきたリスさん、いい奴だよ。
Posted by ブクログ
心を閉ざして、実をつけなくなったどんぐりの木。一匹のリスの“あなたが丸ごと好き”というメッセージが、どんぐりの木にパワーを与えます。このリスは理想の母親像でもあるなと思いました。
読んで幸せな気持ちになれる絵本。絵もよくて、どんぐりの木の表情から、気持ちがよく伝わってきました。
(読んだ時期:5歳1ヵ月)
Posted by ブクログ
物語絵本です。
聞かせて心に訴える情操を養う絵本。
亀岡亜希子さんの絵が美しいです。
長めのお話なので 集中力がもつか心配しましたが、その美しい絵が子ども達を惹き込むようです。
Posted by ブクログ
この木、すっごく優しいんだよ!
このリスのお家が可愛いの。M9
原っぱに若いどんぐりの木が生えていました。
にがくて かたい どんぐりやい
にても やいても たべられん
森の動物たちに歌われて、どんぐりの木は悲しく一人で過ごしていました。
優しくて鮮やかな色の絵で、森の自然と動物だちが描かれる。
心無い言葉に傷つけられても、どんぐりの木のさりげない優しさが、しみる。
そしていろいろ反省。