【感想・ネタバレ】俺に撃たせろ!〈新装版〉のレビュー

あらすじ

真夏のプールにサンタクロースの死体!?
自殺? 他殺? それよりこいつは誰なんだ!
だが天下の忘れんぼう―かつては名探偵を呼ばれた男、アルツ・ハマーは即断即決。
「こいつは殺しだ。犯人の目星もついている」と宣言した。
大丈夫かハマー、また何か忘れていないか!?
著者幻のハードボイルド・コメディが加筆修正、さらに書き下ろし後日譚まで加えて、
文庫オリジナルでここに登場。
※本作品は、「俺に撃たせろ!」を加筆修正した新装版です。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

A

購入済み

新装版?

新装版ということですが、
特に前の版との違いは見つかりませんでした。
初出一覧がついたのが一番の違いでしょうか。
あとがきも、変わっていません。
内容はまぁ、わかったようなわからないような
よくわからないけどなんだかちょっと面白い。
好き嫌いはわかれると思うので、
そのつもりで読んでください。

0
2021年11月23日

Posted by ブクログ

主人公の名前はアルツ・ハマー。.45口径の拳銃を愛用する射撃の名手で、街を守る俺が法律だ!
秘書はブロンドの美人ジェニファー。大変有能な秘書さん。
……と書けば、ハードボイルド好きにはぴんとくるでしょう。
まさしく、マイク・ハマーのパロディであるわけだ。
しかし、こちらのハマーは既に老境に達しており、最近は物忘れが激しく、方向音痴である……。

火浦功はハードボイルドをこよなく愛する作家であり、『トリガーマン』で書いている通り、そのハードボイルドを前面に出すのに、羞恥心を感じている、らしい。
だからこそ、パロディになるのだけれども、最後には結局そのハードボイルド味が良い味を出しているのだ。

一応、タグはミステリとしたけれども、そういう意味で、これはミステリというより、サブジャンル「火浦功」とした方が良い。

0
2017年02月19日

Posted by ブクログ

ちょーっとばかり物忘れが激しく、方向音痴な迷探偵アルツ・ハマーの暴走活劇。本格(?)ハードボイルド・コメディー…ってそんな分野あるのかはわかりませんが、真面目なハードボイルドっぽくみせながらやっぱり火浦節が唸る、ある意味どっちつかずなお話。

0
2019年12月13日

「SF・ファンタジー」ランキング