あらすじ
美しい水の都・ウェルベナを統治する父親を持ち、何不自由なく育ったアルディア。だが17歳のある日、父が急死。その上、父が生前に犯した政府への裏切りが発覚したことから、彼女の運命は一転する。総督令嬢という身分を失い、財産もすべて没収されたアルディアは、使用人として宮殿に残されることに……。密かに父の汚名を晴らそうとするアルディアだが、ある一人の青年が手を差し伸べてきて……!?
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Posted by ブクログ
裕福な家のお嬢様が父の死後、陰謀により使用人に身を落としますが、その後、父の名誉を復活させ、幸せになる・・・。なんとなく「小公女セーラ」を思い出しました。
途中から、クロム=エヴェンデル公だろうなって予想はつきましたけど、彼を好きになってはいけないと悩むアルディアと、彼女に本当のことを言えないクロムの葛藤なんかもあって、こういうのがいいです。
サルヴァも途中までは、ほんとに嫌な子って思ってましたけど、実はアルディアの命を助けるためにしていたことってのが分かると、それまでの印象もガラッと変わって、嫌な感じで終わらずよかったです。
前作の「王の書は星を歌う」はイマイチでしたけど、今作は面白かったと思います。