感情タグBEST3
良いように期待は裏切ってもらえました。
SF大作とは言えませんがハリウッド映画的なテンポと問いかけられるメッセージに、
主人公、雷貴のように窮して悩む展開に引き込まれました。
あれこれ検索するとテーマとなる”ジャンクDNA”は本気で誰にでもと書かれてました。ご都合ネタではないようです。
...続きを読む結局は自分なりにメッセージはこうすると考えていましたが、やや誘導気味に伝えられるのでそんな捉え方もありかなと
とにかくライトノベルなのかな? との嘗めたスタートでしたが中々リアリズムに基づくライトSFで驚きでした。
第三の登場少年??は息抜きキャラで本心はもっと深く素性を知りたかったという点もあります。続編の布石なのでしょうか。
ヒロインはそれなり普通で逆に”ビースト”たちがヒロインという異端本となっています。
挿絵も表紙からして尖ってますが中はこれまた独特な雰囲気でフランクな文章に比べてカッチリ計算されたようなイラストでした。
覆面絵師としてトンデモナイヒトが描いているか・・・わかりませんが。コミック版がありますが絵柄の差が凄まじいので悩み中です。
こんなような尖った本がどんどん日の目を見ていけば書籍オワコンなんてことはなくなると感じました。
今の世界と通ずるものが絡み合うところは考えさせられる。人と生物の混ざりが当たり前として書かれていて、外国ファンタジーみたいな異質な話だった。たぶん千葉の大きなランドが嫌いじゃなければ気にならないと思う。
ただの現代版のおとぎ話でもなくよくよく見るとハカセ先生な作者だった科学の理屈、屁理屈が結構出て...続きを読むきた。ジャンクDNAという専門用語は検索でヒットしたので造語じゃなかった。中では4%と書かれてるが検索だと5%や3%と解説があるので平均値にしたのかと?
全体が硬い言葉ながら高校生くらいからは読めるはず
今のふざけ切った本のようなご都合主義と破綻まみれな中身ではないのは好感が持てた。しかし屁理屈で納得させられている感はあり、文体のクセと合わせて本が読む人を選ぶ点が考えどころかもしれない。
コスパは良い。SF本のコスパとは変な例えながら・・・・・