あらすじ
好きで結婚したのになぜ関係が悪くなるのか。
浜の真砂は尽きるとも夫婦ゲンカの種はなくならない。
なぜ夫と妻は分かり合えないのか。
その理由は、コミュニケーションの取り方、
物事のとらえ方、育てられ方が男性と女性では
大きく違うから。夫婦関係を改善、維持する秘訣を
テレビで人気の家族問題カウンセラーが解説。
[目次]
第1章 すれ違いは結婚前から始まっている
第2章 なぜ夫は妻の話を聞かないのか
第3章 夫と妻の違いはどこで生じるのか
第4章 夫婦仲が子供の人生を変える
第5章 夫婦仲を改善する4つのステップ
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Posted by ブクログ
男性と女性では結婚に求めるものが違う。女性の方が結婚に求めるものが大きい。
夫婦のすれ違いは結婚前から始まっている。
調査結果から見えてくる女性の本音。仕事や自由を犠牲にして、家事育児をこなすことになっても、それでも良いと思う相手に巡り合えたら結婚したい。
そのため、女性は結婚生活のための努力を惜しまないが、男性は結婚によって生活を変えられるのを嫌がる傾向にある。
女性の方が孤独に弱いため、一緒にいるのにかまってくれない(夫がゲーム、スマホばかりやってるなど)という不満を抱きやすい。
男性は放っておかれることを好むため、妻のことを放っておいても良いと思っている。悪気あるわけではなく善意でやっている。
女性は誰かに話し、共感してもらうことで怒りや悲しみといったマイナスの感情を処理する。
会話がない、コミニュケーションがないということは、女性にとってはイコール関心がないということ。
積み重なると離婚を考えるほどの苦痛になる。
夫婦仲が悪いことは子供の成長にも悪影響を与える。特に子供の前で怒鳴り合うことは絶対にやってはいけない。子供に相手の悪口を言うのもNG。
子供に愛着障害をもたらし、大人になっても良好な人間関係が築けなくなる。
教育方針は夫婦で必ず一致させること。子供が原因で喧嘩していたら、子供の自己肯定感は下がる一方。
子供は自分で決めたことでないと本当の努力はしない。親からの一方的な押し付けはNG。
信頼して放っておくのが吉。
子供の健全な成長のため、まずは夫婦仲が良くないなら見直すこと。明るく笑顔がある、子供がリラックスできる家庭をどうしたら構築できるか、お互いに努力すること。
それでもダメなら離婚を考える。
ギスギスした関係を子供のためという理由だけで続けるのは返って子供に悪影響。
それでも、子供にとっては両親そろっているのが一番良い環境であることは間違いない。
妻が怒るというのは、まだマシな状況。夫に期待している、関心がある証拠だから。
期待も関心もなくなったら怒りさえなくなる。
妻がやってくれることは当たり前と思わずに感謝すること。
妻の方も夫がやってくれたことは、どんなに雑でも感謝すること。
長い夫婦生活で一番難しいのは、お互いに関心を持ち続けること。
今日何していたか、何に関心があるか、どこに行きたいか、何を食べたいか、時間と共に相手の興味も変わるから関心を持ち続けることが大切。
人は誰でも愛情の器を持っている。
夫婦で愛情の器が満たされないと、外で満たすようになってしまう。
夫婦で器いっぱいの愛情を満たすと、溢れた愛情は子供に注がれる。
Posted by ブクログ
最終章の、夫婦仲を改善する4つのステップ
これに関しては全部実践してることなので、良かったわ。
1、食事を一緒に食べる
2、「ありがとう」と「ごめんなさい」を増やす
3、一緒にできることを増やす
4、夫婦の課題を話し合う
Posted by ブクログ
LINEのメッセも駄目だし!と一見厳しく思えるが業務報告の様に素っ気無いというか感謝の言葉もないと冷めるのは分かる。ザックリ言えば妻の共感を得ない為に夫婦仲が上手くいかなくなる等、性差によるコミニケーションの齟齬を取り上げている。
四つくらいアドバイスがあり、仲の冷えた者同士が食事は難しいかもしれないが(本書でも言及されている)がとにかく共同作業や認知といったものが大切なのは伝わる。
そもそもLINEを送るような親しい間柄の人も居ないが超絶的な奇跡が起きた際には参考にしたい。