あらすじ
マサチューセッツ工科大学が発行する世界最古のテクノロジー雑誌「MITテクノロジーレビュー」は毎年、専門家らへの取材や調査をもとに、今後世界に大きな影響を与えると予測される「ブレークスルー・テクノロジー10」を発表しています。
MITテクノロジーレビュー[日本版]Vol.7では、その2022年版を特集。パンデミック収束の切り札として期待される「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)飲み薬」、アルファ碁の開発企業が作った「タンパク質構造予測AI」、究極のエネルギー技術として期待が高まる「実用的な核融合炉」など、いま最も注目すべきテクノロジーを厳選し、詳しく解説します。さらに番外編として、フェイスブック(メタ)の参入で急速な盛り上がりを見せる「メタバース」、スタートアップの上場が相次ぐ「量子コンピューター」といったイノベーション・トレンドについても紹介しています。
研究開発や新規事業の企画、投資などに携わる、世界の最新のイノベーション情報を知りたいビジネスパーソンにおすすめの1冊です。
※「MITテクノ ロジーレビュー(MIT Technology Review)」は、1899年に米国マサチューセッツ工科大学によって創設された、世界で最も歴史あるテクノロジー誌です。米国版の読者層は、その8割超がテクノロジー部門の責任者であり、6割が経営層に読まれています。本ムックは2021年~2022年にかけて日本版Webサイトに掲載した会員限定記事を再編集したものです。
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Posted by ブクログ
世界を変える10大技術。
パスワードの終焉は、顔認証など、多くのマルチフィジカルな確認によって取って代わられる。パスワードは読み取られる、盗まれるなどのリスクがある。タンパク質の構造を予測する、長年の研究でも実績からしかわからなかった分野。AIのアルファGoを生み出した天才は、アルファフォード2つまり、社会にインパクトを与えるタンパク質の機能を決める構造予測に力を注ぐ。
そして、SNSが広がった世界から、むしろクローズドな関係を求める動きが広がる中で、ウクライナ危機が起こった。インターネットは、皆がつながっているという前提に立っている。しかしロシアがインターネットを断絶したことによって、「スプリンターネット」社会の現実性が増してきた。これは政治によって起こされるはずだが、国家の範囲を未だ土地という概念で定義し続けた場合に限るんだろうと思う。
宇宙を目指す大富豪たち、これも大きなテーマになるだろう。一般人では手の届かない宇宙旅行、しかし、明確な理由というものは見つからないというのが考え方。エベレストと同じだと。でも人間は、未知の何かにトライする生き物なんだろうけども。