あらすじ
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ドイツ・ヨーロッパの文化と料理の知識、クラシック音楽への造詣が深い著者が、中世ドイツ語圏の音楽家の旅した足跡をたどり、各地の郷土料理などを取り上げ、音楽家ゆかりの料理とエピソードを紹介します。 子供時代、毎日の食生活も満足でなかったベートーヴェン、生まれた時から裕福であったメンデルスゾーン、6歳からイタリアを始めドイツ、フランスなどあちこちを旅し、自分の音楽活動の場所を求めたモーツァルトなど、それぞれの音楽家の人生とともにあった旅と食をつづります。 音楽家の人生を辿る読み物として、ヨーロッパの料理や食材のルーツを探る食の本として、現地の写真も多数挿入し、旅のガイドとしても楽しめる一冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
職業柄 西洋音楽史はとても密接で、これまで見聞きしたエピソードも多くあったけれど、食と結びつける事でそれぞれの偉大な作曲家の『人生』をさらに近くに感じる事ができました。レシピはドイツ料理の巨匠が書かれたもので、私のような料理ベタな人間には少し難しく感じられましたが、どれも美味しそうです。
Posted by ブクログ
個人的に大好きなドイツ語圏の話が多く、とても興味深かった。
昔のことだから当然だが、確証が持てないのが辛いところ。
レシピが載っていて興味のあるものを実際に作れるのは嬉しいです。
Posted by ブクログ
教科書にも載ってるクラシック音楽家達の人生を、住んでいた地域や演奏旅行、食事の観点からまとめたエピソード。
縁のある建物の写真も多く、ガイドブック的でもある。料理のレシピや写真もシンプルで、あくまでも主役は音楽家達であることから意識が外れないので、音楽家達のエピソードに集中でき、また楽しめる。
書きっぷりが軽くて、気軽に読めるので、
お風呂に浸かりながら…朝の読書…で楽しんだ。
Posted by ブクログ
バッハからブラームスまで11人の生涯と
ゆかりのある食事が掲載されています。
ただしドイツのものが多いので見た目が地味と
いうか質実剛健というか...。
モーツァルトやベートーヴェンあたりは
映画になってることもありどんな人生だったのか
大体は知っていましたが、他の音楽家たちも
なかなか波乱万丈の人生を送っていました。
音楽ってお金にならないんですねぇ…。
11人の中で驚いたのは詳しくなかったワーグナー。
借金を踏み倒すし浮気しまくり。
その後のブラームス(生涯独身)との差が激しすぎ。
Posted by ブクログ
バッハ、モーツァルト、ショパンなど著名な音楽家の生涯を紹介しつつ当時彼らが食べていた(かもしれない)料理のレシピも写真と一緒に収録。
かつてドイツでは飲み水が良くなかったということから、バッハやモーツァルトなどは子供の頃から安全な飲み物としてビールを飲んでいたというのは驚いた。
お料理も勿論だけれど、スイーツがどんな味なのか興味深い。大好きなババロアがドイツ発祥だったなんて初めて知った