あらすじ
日中のウトウトが能力を半減させ、命も短くしている!
睡眠負債とは、必要な睡眠時間が確保されていない慢性化した睡眠不足のこと。不眠など睡眠障害を第一線で研究・治療している著者が、睡眠時間の短さで世界1、2位を競う日本人に警鐘を鳴らす。
睡眠不足は、認知面ではくよくよや後悔を生む。感情面ではやる気を低下させる。集中力・記憶力も低下。脳の老廃物アミロイドβも排出されにくくなる。さらには、日常のパフォーマンスが目に見えて落ちているにもかかわらず、本人は自覚できていない。そんな状況を打破すべく挑んだのが本書。28歳のSEを主人公に睡眠負債解消までのプロセスをわかりやすく描く、画期的な睡眠本!
寝不足の代償は大きい!
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Posted by ブクログ
28歳のSEで忙しい生活を送っている主人公、慢性的な睡眠不足で仕事のミスも増えたことから、睡眠専門病院での指導と友人のアドバイスで生活を改善していく。
・休日の寝だめではなく、平常の睡眠時間を昼間に眠気が起きない程度に平均的に確保する。
・朝に太陽の光を浴びる
・寝る前と起床後の食事の間隔をできれば10時間以上に
・朝食はがっつり
・夜はPCメガネで青色の光を避ける
・昼寝は15時以前に30分以内
特に驚くような対策はないが、ユーモアあふれる医師と的確にフォローしてくれる友人のサポートで進んでいくストーリーは読みやすかった。
ミスチルの「彩り」、私の仕事も誰かの役に立っているだろうかと問う主人公にも共感した。コミックで読みたいな。
「睡眠ダイアリー」で実際の時間の使い方を見える化し、「かつどーなっつ」で一日の時間の使い方を工夫する。理屈も効果も分かるが、なかなかハードルが高い。
20-53