【感想・ネタバレ】空に住むのレビュー

あらすじ

事故で両親を亡くした直美は、猫とともに叔父が用意してくれた都心の高層マンションに移り住む。
眼下に絶景が広がるその部屋は、まるで空のような場所だった。

ある日、直美はマンションのエレベーター内で人気俳優の時戸森則に出会う。
「ねえ、オムライス作れる?」彼のそのひと言で、直美の運命は一変し――。

人気作詞家が描く喪失と再生の物語。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

著者が作詞家さんである作品なのが納得。
音楽のような、映画のような、
背景映写が美しく、サラサラとメロディーのように
入ってくる文章がとても読みやすかった。

主人公は20代で、立て続けに両親を
前触れなく突然亡くし その別れを呆然と
実感できずにいる最中、
最愛の家族であるハナの難病と向き合う事となる。
死の近い闘病とひたすら向き合い、
見送るまでの時間。
同じ死でもあまりにも違うのに、
別れである。
財はある。財だけは遺されている。
空に近いタワーマンションでの
闘病と逃避の 絵空事のような現実。

最愛の命の死を経験した人なら
この内容が身に染みるほど伝わるだろう。

愛してくれる身近な存在と時間のお陰で
止まった時間を取り戻す。
とても空に近い場所でリスタートする。
読後感がとても良い。
未来を感じられるラストが良かった。

0
2020年12月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

多部ちゃんの映画を観る前に、と思って。
主人公直実の、両親との別れ、ハナちゃんとの闘病、時戸との関係、周りの人たちとの交流、、、喪失と喪失と喪失を経て、再生する。
時戸との描写はそこまでいる?

0
2020年11月02日

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