あらすじ
修道女見習いのイルゼのもとへ、ある日、謎の老婦人メグが訪ねてくる。持ち込まれたのは、女性を毛嫌いしている甥侯爵との見合い話。戸惑うイルゼだったが、これも修行のうちと修道院から送り出され、メグにエディヘルト侯爵と引き合わされた。当主のジークムントは女嫌いどころか人嫌いのようで、使用人も寄せつけず、大きな屋敷にたった一人で住んでいる。庭も部屋も荒れ放題。「結婚するつもりなどない」と断固拒絶する侯爵に、イルゼは修道院を磨き上げた経験から、埃をかぶった部屋が気になって仕方がない。それに食事は? 洗濯は? 私を花嫁候補ではなく、使用人として雇っていただけないか。イルゼの口をついたのはそんな言葉だった。もともと結婚願望はゼロのイルゼ。甲斐甲斐しく働く彼女はジークムントの心をほぐしていくが、ある日彼の秘密を知ってしまい……。
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さらっと読めます
秘密にしていた趣味がバレても恋人でいてくれると思っていた元カノに裏切られて人嫌いになっていたヒーローと、修道女志望だったヒロインとのお話。
周りの人達がいい人でそれほどハラハラせずに読了しました。
ヒロインもなかなか芯が強くて、ここぞという時にちゃんと自分の意見が言えるのが好印象です。
タイトルそのまま
タイトル通りのお話で、ヒロインの元気が良いので読んでて楽しかったです。こじらせ侯爵の方は最初陰気で嫌な感じですが、恋におちたら正反対…。友人達も伯母様も、周りのみんなが明るく軽くわいわいやってる感じなので雰囲気がよかった。
可もなく不可もなく
元婚約者に裏切られて人間不信と女性嫌いを拗らせたヒーローの屋敷でメイドとして働くことになった伯爵令嬢のヒロイン。
周りから隔たった世界で二人しかいなければ、いずれは愛が芽生えるというのも納得です。
事件はありましたがサラリと解決しました。
無事に大団円で丸く収まりました。