【感想・ネタバレ】超訳ライフ・シフト―100年時代の人生戦略のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

確かに100歳時代はそこまで来ている。これからの時代を生きるためにわかりやすく説明してくれていてストンと腑に落ちた。
備忘録
生産性資産(スキル・知識)活力資産(肉体・精神・健康・幸福・友人・パートナー)変身資産(人生の途中で変化と新しいステージへの移行を成功させる意志と能力/チャレンジ)★エクスプローラー(新しい選択肢を見出す、実験→内相→行動パターンを変える、外的な刺激を通じて発見、自分について学ぶ)★インディペンデント・プロデューサー(独立生産者)安心して失敗できる。みんな参加で協働型の人的ネットワーク。所有することは自分の道を狭めかねない。★ポートフォリオ・ワーカー(異なる活動を同時に行う/所得・地域コミュニティ・友人親類・趣味→貯蓄・経歴をいかし知的刺激・與アしいことを学ぶ)選択肢を生み出せる要素への投資。人生の長い旅。選択と価値観→アイディンテティ。計画と実験。自己効力感(自分ならできる)。自己主体感(自ら取り組む)教育に求められるもの(創造性、イノベーション、やさしさ、思いやり)

0
2021年11月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

著者はロンドンビジネススクールの教授お2人。本書のオリジナルは日本でも2017年ごろ流行ったらしい。本書はそれを要約・編集したもの。

感想。面白かった。今読んで本当に良かった。また「超訳」の通り、確かに読みやすい。本屋で横に置いてあったオリジナルの本の分厚さと、海外著者による本にありがちな事例や例えの多さがない。

備忘録。
・人生100年時代は、老いて長く生きるのではなく、若々しく生きる年齢が長くなるイメージ。人生70年ならば一生涯は61.3万時間、100年の場合は87.6万時間、その差は26万時間。ちなみに1週間は168時間。とても長い時間を手にする。

・長寿化に備えて人生全体を設計し直さなくてはいけない。

・人々の寿命が短く、労働市場の変化が比較的小さい時代は、20代で得た知識とスキルでやり抜くことができた。これからは労働市場が急速に変化するし、働く期間も長くなるので、20代の時に得たスキルだけでは最後まで生産性を保てない。時間をとって学び直して、スキルの再投資をする必要がある。

・従来の人生は3ステージ型。20代までのスキル投資期間、65歳までの勤労期間、65歳からの引退期間。しかし、平成生まれとか、本書の例では1998年生まれの人とかは100歳まで生きる可能性が高いので、65歳引退では人生を経済的に支えきれない。

・長く生産的な人生を送るには、目に見えない、お金に換算できない、無形の資産をしっかりと形成しましょう、というのが本書の提言だ。本書でいう無形の資産とは、高度なスキルと知識、優しい家族、素晴らしい友人、肉体的精神的な健康、人的ネットワーク、自身が培ってきた価値観も。それ自体に価値はあるし、有形な資産(金銭的資産)の形成を助ける。

・有形な資産は回転が比較的容易にできる。株式から投資信託に変えたり、換金して住宅に変えたり。しかし無形の資産はそれが出来ない。簿記のスキルを語学能力に換えたり、地元の友人を新天地での新しい友人へ即座に交換できたり出来ない。だから無形資産への投資は、早く、計画的に、慎重に行なっていく必要がある。

・長寿化時代には、ライフスタイルにせよ、キャリアにせよ、結婚相手にせよ、自分に最も合ったものを見つけることが大きな意味を持つ。

・無形資産を獲得したり、長寿化時代を過ごすにあたり、新しいステージが選ばれてくるという。例えば、エクススプローラー(探求者として生きるステージ)、インディペンデント・プロデューサー(起業家やフリーランスて組織にとらわれずに独立して活動するステージ)、ポートフォリオ・ワーカー(複数の活動のバランスをとって生きるステージ)。自分の世代がやり易いのはポートフォリオ・ワーカーだろうか。所得のための活動、友人や家族のための活動、地域やコミュニティのための活動、趣味のための活動等のバランスを取るイメージ。

・生き方は千差万別になる。これは単に自由だということではなく、ちゃんと考えないといけないのだと受け止めた。

・本書によれば、従来は夫は65歳まで勤労して有形の資産(お金やマイホーム)を形成し、妻は家族やコミュニティとの関係構築といった無形の資産に時間を割いてきたといい、生産性の補完関係にあった。長寿化時代では子育てをせずに過ごす時間が、昔に比べて長くなる。今後の夫婦関係は生産性を補完し合うよりも、パートナーとしての相互信頼や、消費のシェア、経済的リスクの分散のための関係という側面が強くなるのでは、と。

0
2021年11月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

有名なLIFE SHIFTが分厚過ぎて読める気がしないので要約版である本書をまず読んでみた。
結果、次に読む本はホンモノのLIFE SHIFTに決定。
どーいう意味か分かるよね。
 
年末年始に読む本として最高。
今後の自分のライフプランを見直すきっかけになった(まだ自分の結論は見つかってないけど)
次の年始もその次の年始にも再読したい。
強調線のところだけでも。

以下、ネタバレメモ。
・自分がどういう人間なのか、何を大切にするか、何が自分にとってうまくいくのか、自分が何を楽しく感じるかが明確になれば人生の多くのステージに一貫性を持たせられる。過去と未来をつなぐ一貫したストーリーを持ってる人はいくつものステージを行こうすることに伴うリスクが小さい
→そうですねー。スパイラルを描くキャリア形成が望ましいですね

・パートナーとは移行と変化をマネジメントするために二人が支えあい、互いに尽くす必要性有り

・引退後は最終所得の「50%」の老後資金を確保したければ引退後の生存年数から計算すべし

0
2021年01月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

100年時代を生きていくための考えをまとめた本。
自分の持っている資産を活かすこと、新たに作ること。
80年時代は教育、労働、引退のステップで生活できたが、100年時代を生きる上では資金が足りなくなる。
ステップはマルチ化し、自分に合った人生を見つけることが大切。
行動することで、何かを変える、将来の自分を想像してみる、行動しそれを継続して、資産を増やす、金融リテラシーのレベルをあげる
ことを意識していこうと思う。

0
2022年09月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読み終えて感じたことは、100年間生きる上で将来の自分がどんなことを望むかを考える重要性を問われた、と感じた。

本書が1番面白いところは、有形資産と無形資産を分け、以下の無形資産を中心に育む必要性がある点を明示していること。

1.生産性資産
2.活力資産
3.変身資産

今まで私は有形資産を中心に、蓄える方法などの教養を学ぶ本を読んできましたが、無形資産については言葉として理解をしたのは本書が初めてで物の見方、考え方が広がる良本だなと感じました。

0
2022年04月18日

「ビジネス・経済」ランキング