あらすじ
もう一つの大和王国の興亡を描く古代ロマン――星暦500年頃、大和王国の天空に妖しい赤い炎を燃やす彗惑星が出現。天変地異を知らせる天の啓示か? やがて大地が不気味に鳴動しはじめ、王国は血で血を洗う争乱の大地と化す。それは、王族のたった一人の生き残り、星霊皇子の苦難の旅の幕開きでもあった。正史には記録されていない、幻の王国の興亡を雄大な筆致で描く、愛と冒険の古代史ロマン!
...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント /
※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
天に現れた彗惑星は新たな大王を求める予兆だった。古来からの神道のマツリを担う日別氏と、弥勒菩薩の信仰を持ち込もうとする月夜見氏は御破裂山の噴火をきっかけに激突する。騒乱のさなか王族は死に絶えたかとおもえたが、幼い星霊皇子だけが生き残り火之迦具土神の姿を見る。裂けた大地に飲み込まれた皇子は異界での試練と苦難の旅を通して成長していく。