あらすじ
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街歩きをする人たちが気になる存在、知りたい存在を図鑑にしました。街角に、街外れに、いつもあるのに私たちが「見ていない」ものたちが「見える」ようになると、街を見る目と理解が変わります。それらには、そこにある理由とその形である理由があります。人が介入することで、さらに変化していきます。
前著『街角図鑑』が「1mくらいのもの」、人が扱うスケールを対象にしていたとしたら、今回はそれとともに「もうちょっと大きいもの」「インフラそのもの」も見ていきます。
また、私たちが生活し、または移動する街・都市を構成しているものが何なのか、それを「見る」とはどういうことなのか。論考「公園を観察する」(石川初)、「パーキングスケープ」(八馬智)、「都市鑑賞とは何か」(大山顕)を収録しています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
配管、足場,交差点、歩道橋など街にあるものや,橋,ダム、トンネル、鉄塔など土木系のあれこれの分類や鑑賞ポイントを解説していて「へ〜!」って思うことが多数。
でも必ず読むべきこの本のキモは大山顕氏の巻末コラム「都市鑑賞とは何か」だと思う。「私にはなかなかこういうオリジナリティあふれる面白い着眼点は持てないなぁ…」なんて思っていたのだけど、都市鑑賞を楽しむにはそんなのは不要なのだという。
コロナ禍でわかりやすいイベントや観光地が壊滅してる中、行き場を失い多動をこじらせてウズウズしてる向きには最高のネタ帳であり,さらに自分でネタを生み出すヒントも詰まった一冊。
電気メーターの解説が良かった。
自宅周辺にある街の構造物について理解が深まった。
普段何気なく見ているものも、解説を読むと「そういうものだったのか!」と気づくことが多い。
価値ある1冊。
Posted by ブクログ
世の中にある知らないものの存在を教えてくれるのがよい。
名前がわかるだけで解像度が高まる。
好みとしては1作目の方が好きだった。給水塔のページが好き。
Posted by ブクログ
前著「街角図鑑」でも、その説明の為にとても調べたなと感心していたが、本著においてはよりいっそう調べ上げており、ほんと御苦労様です。
後書きとして、図鑑らしからぬ長々な文章が載っているが、この論説が実に腑に落ちるもので唸る説得力がある。
ところで、前著における著者一覧では、実にバラバラな肩書きの集合で、鑑賞家は1人に過ぎなかったのに、本著ではでは鑑賞者が4人、鑑賞家、観察者、観察家が各1人と緩く揃ってきたのが気持ち悪い。
Posted by ブクログ
街に普通にある、配管やガスメーターなどを集めた図鑑。ディズニーでも電灯や消火器コレクションをするのが好きなので、マニアックなコレクションにワクワクしました。
Posted by ブクログ
普段何気なく街中で見かけても「それが何なのか、何という名前なのか」気にかけないものは多い。それに興味を持った人達が駐車場、電気メーター、室外機、橋脚など各分野を観察し、名称や役割などを気ままに解説している。
ただ街中を歩くだけでも、ふと気にかけてみればいろんなモノが機能し、それに関心を持てば何でも面白く見えてくる。そんなことを感じさせてくれる。