あらすじ
旅をとおして心の再生に出発!
マルコ・ポーロにいざなわれ、京都、春日井、若狭、伊豆、尼崎へ。
今日はいずこへ明日はいずこへ。大江いずことマルコ・ポーロのぶらり珍道中。
別れた彼氏のことを引きずる大江いずこ。普段の仕事でも集中力を欠く日々が続く中、帰りがけに呼び止められた道端のアクセサリー売りから思いがけず安物のペンダントを買ってしまう。その夜、マルコ・ポーロを名乗る不思議な声が聞こえ……姿を現した自称マルコと、ドタバタとやりとりしながら、日本各地を旅するいずこ。行く先々で出会う人々と、旅ならではの出来事をとおして、次第に自分を取り戻していく。
大宮いお・装画
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
久しぶりに、シンプルに面白い本に出合った感じ。
マルコ・ポーロと日本国内旅行って。無茶な設定だけど、話は進んでいく。
京都は、結局、観光せず。でも、奈月らとの出会いがあった。どの旅も、本来の目的と少しずれた体験をする。次に何が待っているのか、楽しみになってくる。
「マルコは知っています」さて、何を知っているのか。
ラストの尼崎で温泉というのも、変な終わり方。
マルコとの旅は続きそうなので、続編が出てほしい。
Posted by ブクログ
傷心のいずこの、旅との出会い。旅って、出会いなんだなぁとしみじみ。景色や、感情や、人、そして自分とも出会えるものなのかな。素敵だなぁ。
いずこはかっこいいね。ポンコツなところも含めて、等身大の自分のままで背を伸ばしてる。それはマルコとの出会いのおかげかもしれない。けど、その縁もいずこが引き寄せたものだよね。他のみんなとも。とりあえずわたしはあいつにざまぁみろ!と叫びたい!笑
旅先でファミレスだって、チェーン店だっていいんだよね。ふらりと気ままに出かけてみたくなる。今は難しいけど、だからこそ、いつかやろう!を楽しみにして今を過ごせるなぁと思った一冊。
あとマルコの一人称がマルコなのかわいい。好き。