あらすじ
孤立・孤独者1000万人の時代。しかも実は現役世代の男性に多くみられる孤立者。けっして人ごとではない。ふつうの人が突然陥る現実をリアルに取材。
一人ひとりの身の上に襲い掛かろうとしている「家族遺棄社会」の真実(リアル)と、そんな日本社会に懸命に向き合う人々の実態に迫る衝撃のノンフィクション!
一人で死ぬのは、決して美学ではない。大切なのはちょっとしたつながり。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
日本のコミュニティのベースとなっている血縁社会が崩壊しつつある中、家族に遺棄された人々の「孤独」環境について、その原因から実態まで、孤独にまつわる問題を紹介した著作。
Posted by ブクログ
周死期、つながりをどこかには持っておく必要がある、は本当にそう思う。でも難しいよね。特にコミュニケーションも技能だから、それを持てない場合、また障害がコミュニケーションを阻害するものだった場合、あるいはそれまでの来歴が邪魔をする場合。
それでも、孤立死に対応する人たちがこれだけいる。すごいことだと思う。
Posted by ブクログ
それでも遺族かと!…と言いたくなるが実際に遠縁の親類の死についていきなり投げられても納得はできないだろうなぁとは思う。
多分戦前頃までの日本はムラ社会で親戚やらご近所の繋がりが強く、戦後は会社という新たな形態でムラ社会を代替えする様な流れであったが少子高齢化により破綻したとも見える。
本書に出てきた組み立て式の道具でどんな依頼も受ける神主さんの国の滅びを予見する様な発言が印象に残った。
Posted by ブクログ
家族代行サービスや特殊清掃員といった人達の取材をもとに孤独死やその背景となった社会に関してのルポ
家庭のあり方は変わっている。
健常的な多くの人は知らないけど
相当に悲惨な社会状況であることを知れる。
それに対して活動している人達がいるのが救い。
Posted by ブクログ
「家族代行」を利用している方が少なからずいる、という現実に驚き……。当事者ではなく、ある意味「世間の目」である親族の言動は、日本人らしい。「血縁なのだから助け合う」という考え方は幻想になりそうだ。
Posted by ブクログ
家族に遺棄された人々の末路、孤独死の現場を描く。家族遺棄社会と戦う人々の姿も書いているが、個々の取組みは限界がある。社会的な仕組みづくりが必要なのだろう。自分も息子や娘に負担をかけたくない。子どもたちはどう思っているだろう…。
考えさせられる
スラスラと読んでいましたが 途中 難しい 専門的なことが入って 飛ばしました。わからなかった。気を取り直し 読みました。わかりやすかったです。なので星3にしました。