【感想・ネタバレ】枕詞はサッちゃん―照れやな詩人、父・阪田寛夫の人生―(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

♪サッちゃんはね サチコって いうんだ ほんとはね――父が作詞した歌がテレビで流れると「今日はお肉が食べられる」と喜び合 った。庄野潤三、三浦朱門らと親交を深め、やがて小説家の道を歩むが、膨大な資料集めと取材で印税は泡と消えた。子煩悩とは程遠い人、けれど残した詩はユーモアと哀切に満ちていて……。娘が語る「サッちゃん」作詞家の生涯。日本エッセイスト・クラブ賞受賞。(対談・阿川佐和子)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「文士の子供被害者の会」 
文士と言われるかたが特種なわけでもないように思う。
大正から昭和生まれのお父さんなら そんなものでしょう。(一日中 家にいるというのは大きいかもしれないが。)

厳しくとも どこかお間抜け。 
横暴に見えても 家族のことを考えていないわけではない。 横暴なんだけど。

んな昭和の真っ只中の雰囲気にどっぷり浸かり
昭和の子供に捧げられたような…気分になる。

「サッちゃん」も「どうしておなかがへるのかな」も 
懐かしいというより 常に側にある。

オジサン オバサン なっちゅん そしてご主人

壮絶な経験を経て 
それをさらっと…笑いに変えるハイエナ二世さんの今が 
幸せでありますように!


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2021年04月22日

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