あらすじ
♪サッちゃんはね サチコって いうんだ ほんとはね――父が作詞した歌がテレビで流れると「今日はお肉が食べられる」と喜び合 った。庄野潤三、三浦朱門らと親交を深め、やがて小説家の道を歩むが、膨大な資料集めと取材で印税は泡と消えた。子煩悩とは程遠い人、けれど残した詩はユーモアと哀切に満ちていて……。娘が語る「サッちゃん」作詞家の生涯。日本エッセイスト・クラブ賞受賞。(対談・阿川佐和子)
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Posted by ブクログ
「文士の子供被害者の会」
文士と言われるかたが特種なわけでもないように思う。
大正から昭和生まれのお父さんなら そんなものでしょう。(一日中 家にいるというのは大きいかもしれないが。)
厳しくとも どこかお間抜け。
横暴に見えても 家族のことを考えていないわけではない。 横暴なんだけど。
そんな昭和の真っ只中の雰囲気にどっぷり浸かり
昭和の子供に捧げられたような…気分になる。
「サッちゃん」も「どうしておなかがへるのかな」も
懐かしいというより 常に側にある。
オジサン オバサン なっちゅん そしてご主人
壮絶な経験を経て
それをさらっと…笑いに変えるハイエナ二世さんの今が
幸せでありますように!